JA南アルプス市は平成30年4月1日、拠点型購買店舗「アグリガーデン南部店」をオープンしました。200平方メートルを超える売り場に、生産資材のほか園芸資材、生活資材などアイテムを増やし仕入れ価格を抑えて販売しています。年中無休を基本とし、営業時間を夜7時まで延ばすなど、既存の「アグリガーデン北部店」と共に、組合員の要望に応える体制作りを心掛けました。

　現在この2店を含めて13の購買店舗があり、農薬の主力20品目の価格の引き下げや、肥料・農薬の購入に応じた年1回の還元金の実施などに取り組んでいます。将来的には配送業務を集約し効率化することにより、組合員の増収、利便性向上を目指しています。

Aコープ店に産直コーナー地域住民や生産者から好評

　また、地域住民から高い人気を誇るAコープ白根店・甲西店では、地産地消の推進を目的に、組合員が農作物を直接販売する産地直売コーナーを入り口付近で展開しています。消費者は新鮮な野菜や果物がお得に購入できるため、開店直後には大勢の人がコーナー前に集まります。組合員にとっても、作物が少量・多品目でも販売することが可能で、販売登録者数が年々増えて現在は約260人、売上高も年間約1億3000万円に上ります。

　２店舗では今年の7月からスマホ決済アプリ「PayPay（ペイペイ）」を導入し、スムーズな支払いで集客力アップを見込んでいます。