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フードマーケット事業部

立ち上げからの10年とこれから

生産者と生活者をつなぐ「みのりみのるプロジェクト」

 全農が2010年に始動した「みのりみのるプロジェクト」。国産農畜産物にこだわった飲食店の展開と同時に、農業の魅力を伝えるフリーペーパーの発行や消費地でのマルシェの開催、他企業と連携した商品開発など、さまざまな事業に取り組んでいます。


日本農業の魅力を伝える『AGRIFUTURE』と「みのりみのるマルシェ」

 『AGRIFUTURE』は、日本農業や国産農畜産物の魅力を消費者に伝え、より地域や農業に目を向けてもらうべく年11回発行、各直営店舗などを通じて消費者に配布しているフリーペーパーです。毎月1JAにスポットを当て、生産者の想(おも)いや地域の特産物、文化や歴史などを現地で取材し冊子に取りまとめ紹介しています。

 「みのりみのるマルシェ」は、『AGRIFUTURE』で紹介したJAの特産品などを銀座三越の9階特設会場で、生産者やJA職員自らが店頭へ立ち直接お客さまに販売する取り組みです。隣接する「みのりみのる店舗」では、マルシェ販売商品を使用した限定メニューを提供しており、これら「知る・買う・食べる」という一貫した取り組みを通じて旬の食材や地域の素晴らしさを伝えています。

 「みのりみのるマルシェ」については、東京銀座以外にも徐々に展開エリアを拡大しており、大阪・広島駅でも定期的に開催しています。

 ①JR大阪駅アトリウム広場: JR西日本と締結した「地域連携協定書」に基づき、西日本地区の産地・JAを対象に年10回程度開催。

 ②JR広島駅北口:JR広島駅・広島県本部との共同開催。広島県本部「とれたて元気市」の新鮮な青果物や加工品を中心に毎月開催。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、『AGRIFUTURE』の発行、「みのりみのるマルシェ」の開催についてはやむを得ず中止する場合があります。

JAのTAC部署の推薦に基づき、発行の2カ月ほど前に生産者を取材しています。公式サイトでは、取材した生産者の言葉や地域の特産物の生産風景などを動画で紹介しています
『AGRIFUTURE』で紹介した生産者や農産物をTACや生産者らが地元の言葉で紹介
みのりみのるマルシェをJR大阪駅アトリウム広場(左)やJR広島駅北口で開催

コンセプトは「食べて知ることで日本の農業をまるごと味わう」。フェリシモと共同で選定・開発した商品をストーリーとともに販売
 
国産農畜産物・加工品の販路拡大 食料自給率向上を目指して

 「みのりみのるプロジェクト」の直近の取り組みとしては、2019年4月に大手通販事業者・株式会社フェリシモと共同で立ち上げた「純農プロジェクト」の展開があります。

 「純農プロジェクト」では、フェリシモ会員向けの通販カタログや「純農」ウェブサイトを通じて、「日本の農業を元気に!」を合言葉にJAグループが生産する国産農畜産物を主原料とした商品にこだわった販売をしています。

 この取り組みでは、通販・ECチャネルの特性を生かし、全国の多種多様な商品をテーマに応じて組み合わせて販売することで、会員の皆さまに各産地の強みを訴求しています。

 例えば、「ご当地レトルトカレーの食べ比べセット」「お手軽パックごはんと野菜スープ」などのセット商品や、出荷の際に廃棄されるセロリの葉などを活用して開発された7種類の乾燥野菜パック「セロリズッペン」などはJAグループらしい商品として、フェリシモ会員の皆さまにご好評をいただいています。

 今後も、「純農プロジェクト」では、各産地の特徴的な商品の掘り起こしや手に取ってもらいやすいセット企画など純農オリジナル商品の開発を進めていきます。皆さまにもぜひ一度「純農プロジェクト」ウェブサイトをご覧いただき、「こういった商品は純農で売れるのではないか」などのご提案をいただければ幸いです。

「純農ブランド」の7種類の野菜をブレンドした乾燥野菜パック「セロリズッペン」
 
純農プロジェクトはこちら
https://www.felissimo.co.jp/junnou/
 
「みのりみのるプロジェクト」 ホームページやSNSはこちら!
公式ホームページ
https://www.minoriminoru.jp/
 
公式Instagram
https://www.instagram.com/minori.minoru.project/

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