スマートフォンを用いた土壌分析ツールを開発

7月から発売スタート

　営農・技術センター肥料研究室は、農大式簡易土壌分析試験紙「みどりくんⓇ」と試験紙の色を1秒足らずでスキャンする簡易測色ツール「Pico（ピコ）」を組み合わせ、誰でも手軽に安定した分析値が得られる土壌分析ツール「スマート みどりくんⓇ」を開発、7月から発売を始めました。

　「スマート みどりくんⓇ」は、土壌懸濁液に「みどりくんⓇ」を浸して発色させ、「Pico」で測色すると、測定結果がスマートフォンの専用アプリで数値化されます。今までは発色具合を目視で判断して分析値を判定していましたが、「Pico」を使用することで微妙な色の違いを瞬時に数値化することができます。分析項目は硝酸態窒素、pH、水溶性リン酸、水溶性加里の4種類となっています。

　営農・技術センター肥料研究室では、今後も新たなツールの運用を通じて、生産者の健康な土づくりを支援していきます。