ニュース&トピックス
肥料農薬部・生産資材部
2018年3月12日(vol.835)
栽培技術講演やコスト低減資材を紹介
九州地区「第2回いちご研究会」を開催
全農九州営農資材事業所は2月21日、福岡市内でJAの営農指導員を対象に「第2回いちご研究会」を開きました。この研究会は、イチゴに関する各産地の抱える課題の解決方向を見いだし、県をまたいだ技術普及と情報交換を図ることを目的に、昨年から開催しています。
九州のイチゴは福岡、長崎、熊本、佐賀と主産地が並び、栽培面積は全国の約4割を占め、「さがほのか」、「あまおう」、「ゆめのか」、「ゆうべに」など全国に名だたる品種が栽培されています。
研究会にはJAの営農指導員、各県関係機関をはじめ九州内外から、約140人が参加しました。
大分県農林水産研究指導センターが「イチゴ生産における炭酸ガス施用等の効果的活用技術」、㈱アクトいちごファームが「環境モニタリング事例」、農研機構九州沖縄農業研究センターが「日本産イチゴの海上輸送技術」について講演、全農からはバンカーシートの全国情勢について報告、JA熊本市の生産者が経営の事例を紹介しました。
参加者からは、特に環境モニタリングや病害虫防除(ハダニの特性)などについて高い関心が寄せられました。
また、会場に設けた展示ブースでは生産資材コストの低減につながる養液栽培用肥料アクワン、天敵保護装置バンカーシート、調光フィルム、Pプラスなどの展示を行い、生産農家へ提案できる情報を発信しました。