ニュース&トピックス
JA全農インターナショナル㈱
2018年3月12日(vol.835)
米国に設立した食肉加工施設が3月から稼動
和牛を顧客ニーズに対応し加工、輸出拡大を図る
全農グループは、米国ロサンゼルス市近郊に設立した食肉加工施設を3月から稼働させました。和牛を自前の施設でカットするという、他社には見られない独自の取り組みで輸出の拡大を図ります。
施設は、物流拠点のロサンゼルス国際空港や港から車で約30分の好立地にあります。昨年11月、全農の米国子会社、全農アメリカ㈱と現地卸売会社の合弁で食肉加工販売会社・P&Z FINE FOODSを設立し、加工施設の稼働開始に向けて準備を進めてきました。
これまで、日本からの牛肉は輸出時のままの10㌔のブロックで販売されており、卸売会社などの大規模な販売先でなければ使い切れないという問題がありました。この施設でカットした製品を販売することで、使用量が少ない外食店や小売店、家庭向けeコマース(インターネット販売)などへ販路を広げることができます。
また、米国でよく見られる厚切りでは和牛を味わうには不向きのため、この施設で和牛に合った薄切りなどに加工した製品を販売することで、和牛の消費拡大を図ります。
全農グループは、このような取り組みを通じ、今後とも国産農畜産物の輸出拡大を図っていきます。