JAズームイン
岡山県
JA晴れの国岡山
2020年6月8日(vol.926)
地域の特色を重視し多彩な自己改革を実践
JA晴れの国岡山は、県内8つのJA(岡山東、岡山西、倉敷かさや、びほく、阿新、まにわ、つやま、勝英)が2020年4月に合併して誕生しました。県内の13市10町2村を管内に抱える広域JAとなり、正組合員数は全国トップクラスを誇ります。
「晴れの国」と呼ばれるほど晴天に恵まれ、中国山地を望む山間部から瀬戸内海に面した沿岸部まで各地の特色ある地形や気候風土を生かし、果物や野菜、花き、畜産など多彩な農畜産物を生産しています。
旧8JAの強みを引継 生産・販売力を強化
合併を機に旧8JAが持つ人材、施設、資金、情報などを最大限に活用し、特に農畜産物の生産力・販売力を強化します。本店に広域重点振興品目の積極的な生産・販売の展開、営農指導や担い手サポート体制・機能を強化するための部署を設置。旧JA単位には統括本部体制を整え、広域営農経済センターと支店・事業所等が一体となって地域性を重視した営農指導に取り組み、自己改革に掲げる農業の生産拡大や所得増大を目指します。
既存地域ブランドは継承し「晴れの国ブランド」確立へ
指導員が産地に出向く体制で農業経営を支援する他、広域JAのスケールメリットを生かした資材などの仕入れ体制強化も進め、価格低減や物流整備など事業コストを削減します。販売面では「晴れの国ブランド」を確立し、販売を有利にする一方、既存の地域ブランドは市場や消費者に浸透しているため、継承していく方針です。
JA晴れの国岡山 (岡山県)
概要 | 令和2年4月1日現在 |
---|---|
正組合員数 | 9万7865人 |
准組合員数 | 5万242人 |
職員数 | 3330人 |
(以下、合併前8JA合計令和2年3月31日現在) |
|
販売品取扱高 | 254億563万円 |
購買品取扱高 | 238億3875万円 |
長期共済保有高 | 3兆8744億2401万円 |
主な農畜産物 | ブドウ、桃、米(あきたこまち、コシヒカリ、きぬむすめ、アケボノ)、肉用牛、野菜・花き(トマト、ゴボウ、ダイコン、キュウリ、ナス、アスパラガス、スイートピー、リンドウ)、黒大豆 |