新型コロナウイルス対策で長澤会長がメッセージ
ピンチをチャンスに変え、ともにこの困難を乗り越えよう
全農は6月2日、全国経済事業会長会議を開催し、長澤豊経営管理委員会会長がメッセージを述べました。なお、本会議は新型コロナウイルス感染症対策の観点からテレビ会議方式で開きました。
この度の新型コロナウイルス感染症により影響を受けている農家組合員をはじめ、すべての国民の皆さまに対し、心からお見舞い申しあげます。現在、地域のJAでは、自らの感染対策を強化するとともに、農業生産基盤の維持のために必死で頑張っていらっしゃることと存じます。国民の健康やくらしを守るため、日々奮闘されているJAグループ関係者の皆さまに、心より敬意を表します。
5月25日に緊急事態宣言が解除され、コロナウイルスは一定収束に向かいつつあります。しかしながら、「コロナの時代の新たな日常を」と首相が言及しているとおり、このウイルスは、今後も長期にわたって組合員の営農やくらし、地域社会に対して広範囲に悪影響を及ぼし続ける懸念があります。
閉塞感のある世の中ではありますが、私は、「今は、ピンチをチャンスに変える絶好の機会」として捉えたいと考えております。「かつてない困難からは、かつてない革新が生まれ、かつてない革新からは、かつてない飛躍が生まれる」。松下幸之助の格言にもあるように、食料安全保障に国民の関心が向いている今こそ組合員に寄り添い、本会が率先して生産基盤や販売強化に取り組むことで、消費者、そして国民からの信頼を得るチャンスにつながるのだと思っています。
「すべては組合員のために、そして消費者、国民のために」この基本的考え方を胸に刻み、本会は、JAタウンを活用した国産農畜産物の消費拡大やAコープ・直売所におけるキャンペーン、労働力支援など、営農・消費現場で求められている具体的な活動にスピード感を持って取り組む覚悟であります。
引き続き、皆さまからのお力添えをいただきますよう、お願い申しあげます。
(開会あいさつから一部抜粋)