今こそ広げよう、支援の輪 新型コロナ受け各地で実践
青森県本部
県農協会館に県産花きを展示
青森県本部は４月16日から、青森市の県農協会館に青森県産花きを展示しています。イベント自粛などの業務需要低迷に加え、国の緊急事態宣言による生花店の休業が相次ぎ、花き相場が下落しています。これを受け、県産花きの需要喚起を図ろうと取り組みを始めました。
他にも、青森県庁や県農協会館内の関連団体でも展示しています。この取り組みは、株式会社大田花きが農林水産省の補助事業で行っている「花きの長期保管技術実証事業」を一部活用しています。花きの需要低迷は今後、長期化することが懸念されるため、青森県本部は事業終了後も独自の取り組みとして継続することとしています。
Aコープ西日本、広島県本部
和牛生産者応援セール開催
株式会社Aコープ西日本は4月25日、広島県内の16店舗で「広島和牛生産者応援セール」を開きました。
新型コロナウイルスの感染拡大によって和牛の消費が落ち込む中、県内の和牛生産者を応援しようと広島県本部と共同で企画し、当日は県産和牛モモ肉を特別価格で販売しました。
観光客や外食機会の減少により和牛の需要は低迷し、枝肉価格が下落しており、生産者の経営悪化が懸念されています。Aコープ西日本では、県外への県産和牛宅配サービスなども行い、和牛の需要喚起に取り組みます。
福岡県本部
食べて応援!「福岡県ウェブ物産展」開設
福岡県本部は福岡県と連携し、売り上げが低迷している品目の消費拡大を目的に、JAタウン「博多うまかショップ」内に特設ページ「福岡県ウェブ物産展」を開設し、対象商品を3割引きで販売するキャンペーンを行っています。
対象商品は県内オリジナルブランドの「博多和牛」、「はかた地どり」、乳製品では「アイスクリーム」、そして季節に彩りを添える「花」などを販売しています。今後は「八女の新茶」や旬の果物「いちじく」「もも」などを随時追加し、福岡県産農畜産物の消費拡大に取り組んでまいります。
広報・調査部
JA厚生連病院の医療従事者へ感謝の気持ちを込めて食品を提供
全農は5月11日から順次、JAグループの医療事業を担う全国105の厚生連病院や医療施設の職員の皆さまに、卓球日本代表の石川佳純選手（全農所属）が監修した「石川佳純（かすみん）牛丼」、「石川佳純（かすみん）カレー」、「石川佳純（かすみん）炊きたてご飯（パックご飯）」計2万6300食を提供しています。
これらのパックご飯やレトルト食品は卓球日本代表選手が海外遠征する際にも提供しており、海外でも手軽に調理できることから大変喜ばれています。
JA厚生連の皆さまから感謝の言葉をいただきました。
- JA北海道厚生連：本会病院職員への心とおなかが温まる支援に、心より感謝申し上げます。ご支援を励みとし、今後も役職員一丸となって、戦ってまいります。
- JA茨城県厚生連：食材のご提供、誠にありがとうございます。今後も安心・安全な医療を提供できるよう役職員一同努めてまいります。
- JA長野厚生連：コロナウイルス感染症について収束の見えない状況下のご支援は、医療機関にとって大変ありがたいです。
- JA岐阜厚生連：依然として緊張状態が続く医療現場の職員にとって、皆さまからの温かいご支援が何よりの励みになります。
- JA愛知厚生連：食材提供ありがとうございます。新型コロナウイルスへの対応をはじめ、地域における役割を果たしてまいります。
全農は、組合員をはじめ地域住民が健やかに生活できるよう地域医療を支えている厚生連病院の医療従事者の皆さまを「食」でサポートします。
