「JAアクセラレーター(第2期)」 優秀賞8社を採択
オンラインで開催 非常に高い提案レベル
JAグループが東京・大手町に設立したAgVenture Lab(アグベンチャーラボ)で5月18日に、JAアクセラレータープログラム(第2期)の最終審査コンテストが開かれ、書類・面談選考を通過し最終選考に進んだ14社のうち、同プログラムへ参加する8社を優秀賞として採択しました。
第2期となる今 回は、新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえ、オンラインでの開催となりました。
JAアクセラレータープログラム(※1)は、「食と農とくらしのイノベーション」をキーワードに、農業や地域社会が抱えるさまざまな課題を解決するためのビジネスアイデアを持つスタートアップ企業に対して、限られた期間内でJAグループの資源を提供し支援するプログラムです。
今回は161件の応募がありました。
優秀賞の8社については、およそ4カ月間、JAグループおよび伴走者(※2)の支援を受け、事業提案をブラッシュアップしていきます。10月には、8社の成果発表会が予定されております。
なお、惜しくも採択されなかった6社にはイノベーティブ賞が授与され、プログラム外で別途協業や支援の検討をしていくこととなります。
審査委員からは、提案のレベルが非常に高く相当準備されたことが伝わった、アフターコロナの時代にアグテックやフードテックは必須なものとして非常に魅力的な領域であること、14社のビジネスプランに優劣はなく、実現すればすべて食や農の業界がより良くなるアイデアであることから、引き続きAgVenture Labとして一緒に取り組んでいきたい、とのコメントがありました。
次号からプログラムに採択された8社を紹介します。
※1 アクセラレータープログラムとは、スタートアップ企業と既存企業とが、お互いの不足経営資源を補完し合い、単独では創出できないイノベーションを、短期間・加速度的に数多く創出するプログラムです。
※2 伴走者とは、スタートアップ企業と自組織との懸け橋となる存在です。その役割として、①自組織の資源・ネットワークをスタートアップ企業に繋ぐこと、②スタートアップ企業に対して自組織ができること・できないことを正しく伝え調整すること、③スタートアップ企業の文化・スタイルを自組織に持ち込み、イノベーションの創造のやり方を共有すること、④スタートアップ企業と同じ価値観を共有し、イノベーション創出を加速させること、などが挙げられます。