コミュニケーション
営業開発部
2020年4月27日(vol.922)
営業開発部が他企業と連携 商品開発続々
営業開発部は、平成29年9月に全農の新たな営業拠点として設置されて2年半が経ちます。現在、国産農畜産物の販売力強化に向けて、「営業開発」、「商品開発」、「産地開発」、「JA役職員等への販売相談」などの機能を担い、販売事業における「バリューチェーン」の構築に取り組んでいます。
「商品開発」については、簡便化や健康志向などの消費者ニーズ、業態別の実需者ニーズ等に迅速かつ柔軟に対応するため、昨年4月に「全農グループMD(マーチャンダイジング)部会」を立ち上げるとともに、営業開発部にMD企画課を新設し、そのサポートや進捗確認を担っています。
「全農グループMD部会」には、販売先のPBを対象とした「作業部会」と、全農グループのNB(ナショナルブランド)を対象とした「専門部会」があり、それぞれの部会で目的に応じたチームを結成して商品開発を行っています。
昨年度は、「全農グループMD部会」の初年度ということもあり、10商品の開発を計画しました。結果として、「作業部会」では、ファミリーマート向けのドライフルーツ、アマゾン向けの玄米パックごはん、ダイエー向けのベジライスなど、また、「専門部会」では、「農協シリーズ」として農協ヨーグルト、農協たまごなど、61商品を開発し、計画を大幅に上回りました。
さらに「全農グループMD部会」では、全農グループの商品のブランディングを進めるため、今年1月、新たな商品ブランドとして「ニッポンエール」を商標登録しました。今後は、「ニッポンエール」のもと、全農のNBの商標としてだけではなく、伊藤園の「濃い健康青汁」や日本アクセスの冷凍食品など、食品メーカーや商社とのWブランドも展開していきます。
「濃い健康青汁」を共同開発した株式会社伊藤園 広域量販店営業本部一部第二課 本部晋太郎 課長(全農担当者)
健康を気遣う方が増加傾向にある中、青汁市場の中でも伸長が顕著な無糖タイプに目を付けました。全農様との共同開発により素材を厳選、JA様にもご協力いただき、福岡県産の大麦若葉と大分県産の香々地長命草などをブレンドし、毎日飲み続けられる味わいに仕上げることができました。多くのお客様にお届けできるよう営業活動に邁進し、ニッポンエールブランドのさらなる活性化を図ってまいります。