今こそ広げよう、消費の輪 新型コロナ受け各地で需要喚起
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた学校給食の停止やイベントの中止、インバウンド需要の大幅な低迷などで、畜産物や生花などの需要が落ち込んでいます。不安を抱える生産者のため需要を少しでも後押しすべく、全農も各地で消費拡大に向けた取り組みを展開しています。
新潟県本部
新潟駅構内にチューリップのアレンジメント 新潟市内小学校卒業生にミニ花束
新潟県本部は、新潟市や新潟県花き振興協議会と連携し、新型コロナウイルスにより需要が低迷した新潟県産チューリップの消費喚起を図るため、JR新潟駅構内でチューリップのアレンジメントを展示しました。また、新潟市内にある区役所の窓口へ800本、新潟市内の小学校を卒業する子どもたちへ、1万3000本のチューリップをミニ花束にしてプレゼントしました。
大分県本部
JA職員自ら県産野菜詰め合わせ購入で消費拡大
JAグループ大分は、大葉やミツバなど飲食店での需要が高い品目の消費が落ち込んでいることを受け、JA職員自ら大分県産野菜(大葉・ミツバなど周年野菜6品目)の詰め合わせを購入するなど消費拡大に取り組んでいます。この取り組みには大分県、大分市の職員も賛同し、協力しています。
岩手県本部
JA岩手県五連職員へ牛乳・肉製品の消費拡大呼び掛け
岩手県本部は、JA岩手県五連(中央会、信連、厚生連、全農いわて、共済連岩手)と一体となり、牛乳と肉製品の消費拡大運動を行っています。牛乳は、職員による積極的な購入を呼び掛けた他、会議などで活用しました。また肉製品については、岩手の大地で育まれた安全・安心な品質の食肉を販売する「株式会社いわちく」の製品を内部で取りまとめて注文するなど、職員への積極的な消費拡大を呼び掛けています。
広島県本部
直営の農畜産物直売所で農家応援フェア開催
広島県本部は4月初旬、直営の農畜産物直売所「とれたて元気市」で、需要喚起を目的に「農家応援フェア」を開きました。フェアでは牛乳や和牛肉を特別価格で販売、レジで当たり付きのレシートを受け取った人には花をプレゼントしました。今後も需要喚起の取り組みを続けていきます。
秋田県本部
花と食で秋田を盛り上げよう運動
JAグループ秋田と秋田県は、県産農畜産物の消費拡大キャンペーン「花と食で秋田を盛り上げよう運動」を始めました。「職場や自宅に花を飾ろう」「毎日一本牛乳を飲もう」「卒業や入学のお祝いに秋田牛や比内地鶏を食べよう! 贈ろう!」など、秋田を元気にしていくための協力を呼び掛けています。
岡山県本部
お肉を食べて生産者を支援しよう「おかやま和牛肉」消費拡大運動
JAグループ岡山では、JA・連合会・関連会社だけでなく、行政や市場関係者、マスメディアなどの協力を得て、3月から「おかやま和牛肉」の消費拡大運動を展開しています。お肉を食べて生産者支援をしていきます。
千葉県本部
テレビ、ラジオで生産者・組合員応援 千葉の恵みキャンペーンを展開
千葉県本部は、消費動向の不透明感が増す中、生産者・組合員を応援するため「千葉の恵みキャンペーン」を展開しています。
JAの皆さんが3月にテレビ番組に生出演した際、スタジオ内を房総の花で飾りました。
また、ラジオ番組を通じて県産農畜産物や花きなどをPRするとともに、毎週水曜日にリスナーへ抽選でJAの旬な商品をプレゼントする取り組みを始めました。
●放送期間:4月1日~6月末 毎週水曜日
●放送局:㈱ベイエフエム
●番組名:「POWER BAY MORNING」(月~金曜日5:00~8:57)