特集
畜産生産部
2019年9月30日(vol.899)
「防疫マニュアル」の重要ポイント(下)
家畜伝染病拡大を防ぐ!! みんなで守る日本の家畜
長靴・作業着の洗浄・消毒
豚コレラの発生が続いています。JAグループ全体で防疫のさらなる強化を目指すべく「防疫マニュアル」の配布と講習会を実施しています。マニュアルの重要なポイントを紹介するシリーズの最終回は、畜産農家で使用した長靴・作業着の洗浄・消毒についてです。※家畜伝染病の発生地域においては、この限りではありません。
長靴の洗浄・消毒
畜産農家の衛生管理区域に立ち入る場合は、農場のルールに従い農場指定の履物・衣服を使用するようにします。
※「防疫マニュアル」p.7も併せてご確認ください。
長靴の使用後は、必ず水で洗浄した後に消毒します。近くに水道がない場合は、消毒槽の手前に、水を張った洗浄用の水槽で靴底の汚れを落とします。
※「防疫マニュアル」p.19も併せてご確認ください。
作業着の消毒・洗濯
農家・施設などで着用した衣服を持ち帰る場合は、袋に詰めて持ち帰ります。持ち帰った衣服は、消毒液に1晩漬け置きした後に、洗濯します。
※動画「防疫管理の基礎知識─衣類洗濯編」も併せてご確認ください。
消毒薬の種類・希釈方法などの詳細はマニュアル・動画をご確認ください。全農畜産総合情報サイト「JACCネット」から閲覧できます。
ご意見・ご要望等ございましたら、お気軽にご連絡ください。
問い合わせ先:全農 畜産生産部 推進・商品開発課 TEL:03-6271-8236 FAX:03-5218-2526
防疫管理の徹底したハイコープ種豚の輸送
豚コレラの発生地域が複数県に広がりを見せたため、全農と全農畜産サービス㈱はハイコープ種豚の輸送についても防疫強化に取り組んでいます。全農畜産サービス㈱は「ハイコープ種豚輸送防疫管理マニュアル」で、同社が運営する種豚場から種豚を出荷する際の防疫手順を定め、種豚の積み込みや積み下ろしを行う関係者にもご協力いただき、安全・安心なハイコープ種豚の供給に取り組んでいます。