香港・台湾で「総称 山形牛」トップセールス
県産農畜産物の輸出拡大に手応え
山形県本部は、県産農畜産物の輸出拡大に向け積極的に取り組んでいます。昨年11月と今年1月は香港、台湾で、山形県のブランド牛「総称 山形牛」のトップセールスを行いました。【山形県本部】
香港で1カ月のフェア 特別メニューも振る舞う
香港では咋年11月1日から1カ月間、JA全農ミートフーズの直営店「和牛焼肉 純」で、「山形フェア」と名付けた県産農畜産物フェアを実施しました。初日に阿部茂昭運営委員会副会長が尖沙咀(チム・サー・ツイ)店を訪れ、招待した香港の有名外食レストランシェフやバイヤー、メディア関係者ら約30人に県産農畜産物をPRしました。
山形牛をはじめ、山形県産豚や「つや姫」、「ラ・フランス」などをふんだんに使った特別メニューを振る舞い、招待された関係者は山形牛のとろけるような舌ざわりや、「ラ・フランス」の芳醇な香りに魅了されていました。
山形牛は既に一部高級スーパーなどで販売されており、同店舗を中心に今後も定期的なフェアを実施し、外食産業をはじめさまざまな販路への推進を図っていきます。
台湾の輸入解禁受け 県知事も参加しPR
台湾では、昨年9月の日本産牛肉輸入解禁を受け、台北市「微風広場」と高雄市「大立百貨店」の2店舗で1月18~21日、「山形フェア」を実施しました。山形牛をはじめ「シャインマスカット」や県産農畜産物の加工品などを取りそろえ、フェア期間中の20日と21日に、吉村美栄子山形県知事、阿部副会長、後藤和雄県本部長によるトップセールスも行われ、フェアをより一層盛り上げることができました。
阿部副会長は「日本国内でもトップレベルのブランド牛の味を確かめてもらい、ぜひ山形のファンになっていただきたい」とPR。山形牛サーロインのブロック肉が登場すると、その美しさに来場者は見入っていました。
PRスピーチの後には、山形牛と新品種の県産米「雪若丸」を使ったミニ牛丼、ミニステーキ丼の振る舞いや庄内柿のプレゼントが行われ、春節前の需要期でにぎわう店内が活気にあふれ、日本の農畜産物に対する関心の高さがうかがえました。