特集
各県本部
2019年8月26日(vol.895)
各県本部が田んぼの生きもの調査
水田が果たす役割を学ぶ
各県本部は、子どもたちを対象に田んぼの生きもの調査を行っています(今年度は13県本部で実施)。参加した子どもや保護者は、多様な生きものを育む田んぼの役割などについて理解を深めていました。
秋田県本部
秋田県本部は6月10日~7月9日、JA秋田たかのす、JAあきた白神、JA秋田おばこ管内の10の小学校で「田んぼの生きもの調査」を行いました。
虫かごと網を持った子どもたちは、田んぼの中に素足で入り、水中の生きものを目を凝らしながら探していました。また、田んぼの周りでも生きものや植物を採取し、種類別に仕分けした後、動物図鑑や植物図鑑を使って名前を調べ調査用紙に記録しました。
神奈川県本部
神奈川県本部は6月22日、JAかながわ西湘管内の給食用米が育つ水田で「田んぼの生きもの調査」を行いました。
子どもたちは、泥の中を慎重に歩み進めながら20種類の生きものを捕まえ、「こんなにたくさんいるとは思わなかった」とうれしそうに話していました。
調査後は水田の多面的機能について学び、県本部職員は「田んぼや生きものを守るためにも、給食のお米をたくさん食べよう」と呼び掛けました。
山梨県本部
山梨県本部は6月29日、北杜市で「田んぼの生きもの調査」を行いました。参加者は、山梨県本部の農産物直売所「たべるJA(じゃ)んやまなし」を利用している一般消費者・県内の小学生を対象に募集し、約30人の親子が参加しました。
参加者は田んぼに入ると、親も子も歩くのに苦戦しながらも泥の感触を楽しみながら水面に顔を近づけ、目を凝らして夢中で生きものを探し回りました。
三重県本部
三重県本部は6月上中旬、県内2JAと協力して「田んぼの生きもの調査」を行いました。
JA伊勢では、小学3・4年生を対象とする「あぐりスクール」のカリキュラムで、JAいがふるさとでは、名張市立薦原小学校の稲作体験学習で開きました。子どもたちは、たも網を手に夢中になって生きものを捕まえ、図鑑で名前を調べたりスケッチをしたりして、熱心に取り組みました。