ニュース&トピックス
愛媛県本部
2019年4月15日(vol.881)
愛媛さといも広域選果場が稼働
JAの枠越え系統共販率向上と生産面積拡大へ
愛媛県本部は、県特産品さといも「伊予美人」の主力産地である東予地区4JAが参加する広域集出荷施設「愛媛さといも広域選果場」を四国中央市に建設し、3月22日から稼働しました。
愛媛県産さといもは、「女早生」を系統選抜した「愛媛農試V2号」をJAブランド「伊予美人」(全農商標)として販売促進活動を進め、東予地区全域で栽培面積が拡大しています。一方、各JAの選果基準の違いから品質・出荷ロットのバラツキ、小規模選果施設での選果対応能力が課題になっており、平成27年度から愛媛県本部と東予地区の5JAが共同選果モデル事業を開始し、選果基準の統一化やJA間格差の是正などを行ってきました。
このような中、産地収益力強化支援事業(産地パワーアップ事業)を活用し、さといもの選果・選別・包装機能と直販機能ならびに芋分離・根切り機能を具備した同選果場を設置しました。処理能力は日量35㌧、年間約3000㌧の出荷を計画しています。
JA枠を超えた広域選果場として、東予地区の系統共販率の向上と生産面積の拡大と県本部による生産から販売を一元化することで、生産者の所得向上を目指していきます。