「食」の魅力を伝える直売施設 新たな観光スポットがスタート
JAえちご上越は、高品質・良食味な米生産を中心に、最重点品目に位置付けるエダマメなど園芸振興にも力を入れています。
「畑」「杜」「海」が集まり「上越あるるん村」オープン
JAえちご上越は昨年4月に、食と農のテーマパーク「上越あるるん村」をオープンしました。敷地面積は約1万2000平方㍍で、大型バスの駐車も可能です。名称は、農産物直売所の「あるるん畑」、レストラン運営やパンなどの加工品を扱う「あるるんの杜(もり)」、鮮魚売り場の「あるるんの海」を一帯とした施設全体の総称です。新鮮な農畜産物や農産加工品、海産物などを取りそろえ、山の幸・海の幸が一カ所で手に入るワンストップショッピングを実現しました。地域の拠点施設として、地元の農畜産物の販売機会を増やし、農業者の所得増大を目指しています。また、地元の「上越市立水族博物館うみがたり」などと連携し、新たな観光スポットを目指しています。
日々業務改善進め 利用者目線の店舗へ
「上越あるるん村」は、よりよいサービスを提供するため日々業務改善に取り組んでいます。業務のPDCAサイクル(Plan・計画、Do・実行、Check・評価、Action・改善を繰り返すことで生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法)を循環させ、「今日よりも明日、明日よりも明後日」とサービスの質を上げています。施設全体では、イベントカレンダーを作成し、毎日3店舗のどこかで小イベントを開催している他、生産者による対面販売の充実やクーポン発行などによる店舗間連携、親子向けイベントの充実など、よりよい施設を目指した取り組みを実践しています。「あるるんの杜」では、地場産の農畜産物を使ったパンや菓子、総菜の販売などを通じて、豪雪地域における園芸の定着と6次産業化に挑戦しています。また、地元大学と連携した食育講座を開き、上越の食や農業の魅力をさまざまな角度から発信しています。常に進化する施設を目指し、四季折々の「食」の魅力を伝え、上越地域の「食」と「農」を守り、次世代へつなぐ取り組みを進めています。
概要 | 平成30年2月28日現在 |
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正組合員数 | 1万7744人 |
准組合員数 | 2万2724人 |
職員数 | 1187人 |
販売品取扱高 | 11億7千万円 |
購買品取扱高 | 88億7千万円 |
貯金残高 | 3005億6千万円 |
長期共済保有高 | 1兆439億4千万円 |
主な農畜産物 | 米、エダマメ、トマト、ナス、アスパラ菜、ネギ、キュウリ、花きなど |