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広島県本部

全農広島鶏卵㈱が系統GPセンター初のFSSC22000取得

衛生管理水準を向上させ消費者の信頼高め、鶏卵輸出拡大の突破口に

 広島県本部の子会社で、鶏卵の洗卵選別包装加工を行っている全農広島鶏卵株式会社三次GPセンターは1月24日、食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「FSSC22000」を取得しました。


 「FSSC22000」とは、同GPセンターが既に取得している「ISO22000」をベースに衛生管理水準を高め、より確実な食品安全管理の実践を目的としたマネジメント規格です。安全な食品の提供に関するリスク低減や法令遵守(じゅんしゅ)の推進が期待でき、世界的に評価も高い事から、近年チャレンジする企業が増えています。同社では、「FSSC22000」独自の追加要求事項である食品防御(フードディフェンス)と食品偽装に関する項目に重点的に取り組み、審査の中では要求事項の理解度の高さ、リスクの分析力が高く評価されました。

 取得した同社の中川浩介社長は「世界に通用する規格の認証取得を契機とし、今後の従業員の成長と会社の価値向上につなげたいです。また、製造工程に関わるハザードの明確化と管理により食品安全リスクを低減させることで、取引先や消費者からの信頼を高めるとともに、鶏卵の輸出拡大の突破口としたいです」と力を込めました。

 今後は同社が運営する世羅GPセンターでの取得に向け、さらに力を入れていく予定です。

系統GPセンター初のFSSC22000を取得した全農広島鶏卵㈱の中川社長㊥ら

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