ニュース&トピックス
麦類農産部
2025年3月17日(vol.1104)
全国麦作共励会中央表彰式を開催
全農経営管理委員会会長賞に愛媛県の三好鹿次さん
全農が後援する「令和6年度全国麦作共励会」の中央表彰式が2月28日、東京都内で開催されました。麦の収量・品質の高位安定化と作業効率化に取り組む愛媛県の三好鹿次さんが全農経営管理委員会会長賞(全農会長賞)に輝き、金森正幸常務理事から表彰状が授与されました。
今年度は農家の部・集団の部合わせて12道県から合計68点の参加がありました。
三好さんは、愛媛県西予市で水稲・麦・大豆の経営を担う専業農家です。令和6年産の10a当たり収量は主力品種「チクゴイズミ」が427kg(県平均収量291kg)、1等比率94%で高収量・高品質を実現しています。
中山間地の水田地帯にある中、作業性重視の圃場(ほじょう)選定や、播種(はしゅ)作業と基肥施肥、除草剤散布を同時に行うことによる作業効率化を進めています。また、鶏ふん堆肥の利用によるコスト低減を意識した土づくりを行うなど、さまざまな工夫を凝らしています。
国内産麦の発展には、実需者が求める安全性や品質向上の追求が重要です。全農は、三好さんのように栽培技術の向上に取り組む生産者を応援するとともに、産地と実需者双方と連携しながら、安心して国内産麦を生産・使用していただける環境づくりに今後も取り組みます。
