岡山から「国消国産」を全国へ 大型複合施設「旬感広場」オープン
「食と農」の魅力を発信 新たなランドマークに
JA晴れの国岡山は昨年12月、岡山県総社市に大型複合施設「旬感広場」を開設しました。2020年4月に8JAが合併して誕生したJAの最重点事業として位置付け、「食と農」の魅力を発信するJAの新たなランドマークであり、近年急激に変化を遂げる「農業の今を消費者に正しく理解してもらえる場」としての役割を果たします。
2階建ての「旬感広場」の延べ床面積は2839平方m。「岡山県産食材の『本物』が買える!食べられる!“食と農”の新たな出会いの場」をコンセプトに掲げ、「地消地産」「国消国産」による地場農畜産物の消費拡大と利用促進、県内外の交流人口の拡大を図ります。
昨年4月には農畜産物直売所「晴れのち晴れ」が先行オープン。JA直営cafeレストラン“SORA&SUN”、食農教育や被災支援を想定して可動式キッチンを導入した会議室、信用店舗、16m四方の広々とした広場、眺望豊かなテラス、野菜栽培室を備えます。野菜栽培室で育てたクレソンやリーフレタスは、cafeレストランで提供しています。

豊かな新鮮食材集めて農家所得向上を後押
独自事業である直行便は県北地域を網羅し、「晴れのち晴れ」には地元出荷物だけでなく、毎日県北の出荷者からも豊かな新鮮食材が搬入され、午後の集客力改善と農家所得向上の一翼(いちよく)を担います。
飲食店では、管内食材にこだわり、特産「おかやま和牛」などをメインにしたプレートや、「くだもの王国おかやま」ならではの季節のフルーツを使ったパフェやスイーツを提供。子どもと一緒に食事を楽しめる席やメニューも用意し、担い手層にも気軽に足を運んでもらえるよう訴求します。
常勤役員が「1日店長」准組合員と対話・交流も
JAと組合員・地域利用者をつなぐ新たな施策・トップ広報の一つとして、常勤役員自らがcafeレストランの店頭に立つ「1日店長」企画を実施しています。減少傾向の正組合員、今後増加が想定され「食と農の応援団」と位置づけられる准組合員との対話・交流から同施設と「国消国産」のPRにつなげます。
晴れの国岡山を丸ごと味わえる唯一無二の施設として、本物の質とおいしさを提供し続け、「旬感広場」を基軸に岡山から「国消国産」を発信していきます。

JA晴れの国岡山(岡山県)

概要 |
2024年3月31日現在 |
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正組合員数 | 8万7507人 |
准組合員数 | 5万1645人 |
職員数 | 2739人 |
販売品取扱高 | 256億7千万円 |
購買品取扱高 | 213億6千万円 |
貯金残高 | 1兆3070億円 |
長期共済保有高 | 3兆2832億円 |
主な農畜産物 |
ブドウ、白桃、米、牛肉、豚肉、野菜、花き、黒大豆 |