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麦類農産部

【WEB限定記事】北海道で「馬鈴しょでんぷん講習会」

マロニー(株)井上社長が講演「食感を守る 命の原料」

全農はホクレンなどの産地団体と連携し、12324日に北海道の幕別町と網走市で、馬鈴しょ生産者、JA、でんぷん工場関係者らを対象に「馬鈴しょおよびでんぷん講習会」を開催し、延べ460人が参加しました。


 講習会では、生産量が減少傾向にある馬鈴しょでんぷんの増産に向けて、農林水産省と全農からでんぷんを取り巻く情勢や需要動向について報告しました。昨年度開催された「でんぷん原料用馬鈴しょ栽培共励会」で表彰を受けた生産者の優良技術や研究機関による栽培技術情報も紹介され、関心を集めました。
 また、特別講師としてマロニー(株)の井上寿夫代表取締役社長が講演。「マロニー発売から昨年で60周年を迎えた。北海道産馬鈴しょでんぷんは、マロニーの独特の食感を守る『命の原料』である」と原料馬鈴しょ生産を担う産地へ増産の期待を述べ、来場者から熱いまなざしが注がれました。

幕別会場での講習会の様子
マロニーの井上社長による講演

 

 その後の交流会では、全国から参加したでんぷんの実需者13社を交え、馬鈴しょでんぷんと他のでんぷんとの物性の違い(粘りや透明度)を体験できる実演コーナーを設け、でんぷんを原料とした麺類・菓子・飲料などさまざまな食品を展示しました。来場者らは商品を手に取って質問するなど、会場は大いににぎわいました。
 全農は、生産拡大が期待される北海道産馬鈴しょでんぷんについて、今後も生産者と実需者との交流の場を通じて生産を支援し、でんぷん需給の安定に努めます。

でんぷんの持つ物性を知る実演コーナー
にぎわいをみせた交流会
実需者との交流も活発に行われた

 

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