20年ぶり 東京食肉市場が「仙台牛」一色に
首都圏の消費者に味わってもらい売り込む
宮城県本部は、首都圏をはじめとした消費地での「仙台牛」の認知度向上・消費拡大に取り組んでいます。昨年10月19、20日には、東京都中央卸売市場食肉市場(東京都港区)で開かれた「東京食肉市場まつり2024」に協賛。「仙台牛」が推奨銘柄牛として参加するのは20年ぶり3回目で、無料試食会などで首都圏の消費者に「仙台牛」をPRしました。
年間4000頭以上を取引 「仙台牛」の知名度高まる
東京食肉市場まつりは、(一社)東京食肉市場協会が主催し、推奨銘柄の地元経済団体・行政機関が協賛して、国産牛肉・豚肉の消費拡大などを目的として開催されるイベントで、今回で43回目となります。
東京都中央卸売市場食肉市場は、年間4000頭以上の「仙台牛」が取引される一大出荷先で、首都圏のスーパーや小売店、飲食店でも「仙台牛」の取り扱いが広がっています。仙台牛銘柄推進協議会が認定する「仙台牛」を取り扱う「販売指定店」は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県で認定店舗数が300を超え、一般消費者への知名度も高まってきています。
そのような状況の中、首都圏でのさらなるブランド周知、消費拡大に向けて開催された同イベントは、天候にも恵まれ、来場者数は2日間で延べ2万1000人以上となりました。1400食を提供した「仙台牛しゃぶしゃぶ」の無料試食会をはじめ、多くの方々に仙台牛を味わっていただく機会となりました。
国産牛肉の販売金額 2日間で6000万円以上
東京都中央卸売市場食肉市場内に事務所を構える仲卸業者18社が販売した、「仙台牛」をはじめとした国産牛肉の販売金額は2日間で6000万円以上となりました。「仙台牛」の消費拡大に貢献したとともに、宮城県の名産品を販売したブースも2日間で400万円以上を売り上げ、首都圏の消費者へ宮城県の「食」について幅広いPRが実現できました。
出店した仲卸業者の方からは「過去最高の売り上げとなった。さすが仙台牛だ」、しゃぶしゃぶの試食をしていた消費者からは「口の中でとろける脂がとてもおいしい。今後もスーパーなどで見かけたら買ってみたい」などの感想が寄せられました。
宮城県本部は、今後も関係機関と連携し、「仙台牛」の認知度向上・イメージアップ、さらなる消費拡大に努めます。