ニュース&トピックス
東北営農資材事業所
2025年1月13日(vol.1097)
人手不足解消へ山形・福島が連携
異なる繁閑時期を利用して果樹や野菜の収穫・選果など支援
全農は(株)JTBと連携し、農業現場の労働力不足の解決に向けて、山形県と福島県でそれぞれの繁忙期に農作業ツアーを企画して作業員を募り、産地間で人手不足を補う取り組みを行っています。
山形県では果樹類の収穫時期が集中する春から秋にかけて労働力が必要になる一方で、福島県は浜通りを中心に冬場の露地野菜の収穫作業などで労働力を必要としています。
それぞれの異なる繁閑時期を利用して、秋までは福島県内から作業員を募集し、山形県でサクランボの収穫や、桃の袋かけ、西洋梨「ラ・フランス」の収穫・選果作業を行いました。一方、秋冬は山形県内から作業員を募集し、11月中旬から1月末にかけて福島県の南相馬市などでブロッコリーやホウレンソウなどの収穫・調製作業を行います。
11月に南相馬市で行った作業には、山形県内のサクランボ生産者も参加し、地域や品目の違いを越えた生産者同士の交流も生まれました。今後もこの取り組みを東北全域に拡大できるよう検討を進めていきます。