県産畜産物の販売拡大へ 「松阪パックセンター」稼働
小ロット対応の加工場に直売所併設
三重県本部の子会社、株式会社JA全農みえミートは2018年4月に、県産畜産物の加工・販売拠点となる「松阪パックセンター」を開設しました。
同社の牛肉・豚肉の包装肉事業はこれまで、同社四日市事務所の牛・豚包装肉製造課ですべて製造していましたが、小ロット商品やネット通販、ギフト商品などの細かな対応を松阪パックセンターへ集約し、製造の効率化を進めることにしました。
信頼の高い加工体制を整え、県産牛肉・豚肉を中心とした商品の加工に取り組み、需要増が想定されるインターネット通販やギフト販売の拡充を図ります。
「お肉の直売所」で県産畜産物の情報発信
センターには、消費者に直接販売する「お肉の直売所」を併設しています。
県産畜産物のおいしさを消費者へ発信するとともに、同社の宣伝拠点として位置付け、自社の加工技術を生かした加工品の情報発信に取り組みます。
また、消費者への直接販売を行うことで、商品の評価や消費動向を把握し、試験販売の実施などで新商品の開発に活用することも期待しています。
ネット通販やギフト販売を拡充
4月30日から稼働したセンターは、県産牛肉・豚肉を使用し、季節の贈り物としての「ギフト商品」、バーベキューなどのレジャー向け「焼肉セット」や「たれ漬商品」、飲食店事業者向け食材などを製造しています。7月からは、「JAタウン」内に業務向け商品を取り扱うショップも開設しました。
直売所では、県産銘柄の「松阪牛」や「伊勢うまし豚」の精肉、ハム・ソーセージなどの自社加工品の対面販売を行っています。
今後、HACCP手法による品質管理の導入に向け、総合的衛生管理の認証取得を目指し、安全で安心な商品の製造に取り組んでいきます。
「安全・安心・おいしい三重県産畜産物の販売を通じて、生産者と消費者を結ぶ懸け橋となる」との経営理念を実践するため、小ロット対応の加工場と直売所併設のメリットを最大限に生かして、県産畜産物の販売拡大につなげていきます。
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