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JA徳島県(徳島県)

四国初 全農と資材店舗共同経営 半年で年間売上目標金額1億円達成

「JA-CATあわ市店」9JAが合併しオープン

 JA徳島県は今年4月にJA板野郡、JA名西郡、JAアグリあなん、JAかいふ、JA徳島北、JAあわ市、JA麻植郡、JA美馬、JA阿波みよしの9JAが合併し、広域JAとして誕生しました。

 合併に先立ち、3月には、JAと全農が共同経営を行う大型園芸資材店舗「JA-CATあわ市店」が開店しました。JA-CATは全国で2例目、四国では初のオープンとなり話題を呼びました。

 JA徳島県あわ市営農経済センター内には、CAT店舗のほかに農産物直売所、営農指導事務所、JA-SS、農機センター、キッチンスタジオなどの施設が集約されており、地域とJAの懸け橋となる営農の拠点施設として期待されています。

「JA-CATあわ市店」外観
商品ラインアップが充実

スタッフの丁寧な対応が好評
農薬・資材は1万点以上家庭菜園向けに講習会も

 生産者向けに農薬や農業資材のラインアップを充実させ、従来の購買店舗の5倍となる1万点以上のアイテムを用意。営農相談ができる窓口を併設したことで、ワンストップで病害虫のトラブルなどにも対応できるようになり、生産者から好評を得ています。

 また、生産者向けだけでなく家庭菜園向けの少量の肥料やマルチなどの資材も取りそろえ、イベントで簡易土壌診断や家庭菜園向け講習会を行うなど、普段はJAから足が遠のいていた客層を呼び込む努力も行っています。

 店舗内にはJA職員手作りのPOP(店内広告)を数多く使用。週替わりの栽培管理情報などを掲示し、今後も農業のプロから初心者まで親しみやすい店舗作りを目指していきます。

 このようなさまざまな取り組みが功を奏し、1年間の売上目標金額1億円をオープン半年で達成することができました。今回の売り上げは、予想を上回る肥料販売が後押しとなっており、特にJAオリジナルのナスやブロッコリーの低コスト省力化肥料が好評でした。

 同店舗の瀬尾弘二店長は「四国では前例のない大型店舗ということで当初は不安もあったが、スタッフが一生懸命頑張ってくれたおかげで今回の売り上げ達成に至った。これからも生産者のニーズに対応して、より一層地域の方に愛される店舗にしていきたい」と力強く語りました。

JA職員手作りのPOP

JA徳島県徳島県

概要

2024年4月1日現在

正組合員数 4万3198人
准組合員数 2万1204人
職員数 994人
販売品取扱高 210億円
購買品取扱高 117億円
貯金残高 5768億円
長期共済保有高 1兆3085億円
主な農畜産物

ニンジン、ブロッコリー、キュウリ、スダチ、ユズ、イチゴ、ナス、シイタケ、水稲、スイートコーン、牛肉、トマト、梨、レタス、ラッキョウ、レンコン

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