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AgVenture Lab

AgVenture Lab(あぐラボ)発 JAイノベーターズブートキャンプ修了

JAグループにマインドチェンジを

 JAグループ全国組織8団体が共同で設立した(一社)AgVenture Lab(あぐラボ)は9月20日、「第5回JAイノベーターズブートキャンプ」の最終発表会を行いました。


 JAイノベーターズブートキャンプは、次世代リーダーの育成と系統間の連携を目標に座学、プレゼン、グループワークなどを通じて、複数組織混合で構成されたチームで新規事業案を提案する全7日間の人材育成研修プログラムです。全国連を対象に2020年からスタートし、 現在は全国8連をはじめ、県域組織やJA、電算センターからの受講生もいます。
 7~9月に行った第5回の今回は、12組織22人が研修を修了しました。研修は「スーツ禁止」でいつもと違う仲間・環境・思考で、「実践」を積み重ねました。研修では、JAグループの強みを生かして、社会や組織の課題を解決するために、「正解」を探すのではなく、「新しい解」を検討しました。想定顧客へのヒアリングや、競合調査、ビジネスモデル構築など、納得いくまでとことん話し合って、思いをかたちにするべく事業案を作り上げました。
 研修の前半では、講義やワークショップを通じて、自身と自組織を客観的に見つめる視点を持つこと、グローバルな視野で物事を考えること、起業家などの視座から世の中を見ることを体感。後半はスタートアップ企業の社長や新規事業およびスタートアップの起業などに携わる専門家などと壁打ちを繰り返し、事業案のブラッシュアップをしました。

グループワークの様子

 

 

 

 

 

 

 最終発表会では、各チームで練った案を全農の戸井和久チーフオフィサーほか各連の役員に向けて発表。その中から、JAのみらいをつくる「正しい答え」を決めるのではなく、「唯一解はない」という前提のもと“多様決”※という方法を用いて「JAのみらいを創るで賞」を決定しました。
 また、工学博士の慶応義塾大学・神成淳司教授とあぐラボ・荻野浩輝理事長による 「事業創造には“個益”と“公益”の両立が必要」をテーマとした対話に、全国8連役員や受講生も加わり、会場全体で、これからのJAグループのありたい姿について議論を深めました。
※多様決 「正統に良い案」×「正統ではないが良い(異端な)案」の投票数を乗算
発表前の最終調整に真剣な受講生
役員、受講者、同じ目線での対話

 

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