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岩手県本部

ピーマン自動収穫ロボット実証実験

産地での実証は全国初 3年後の実装を目指す

 岩手県本部は、JA全農いわて先進園芸実証農場でピーマン自動収穫ロボットの実証実験を開始しました。レール走行式のピーマン収穫ロボットが産地で利用されるのは全国初です。


 ロボットは、搭載カメラに映し出されたピーマンが収穫に適しているかAI(人工知能)を用いて判別し、アームについたはさみで収穫します。収穫作業を任せきりにできるため、人手をほかの作業に充てられることが利点です。

 県本部では3年後の実装を目指し、農場の施設化を含めた「ピーマン栽培パッケージ」として、県内への導入を進めていく方針です。

 県本部園芸部生産振興戦略室の平坂健宏室長は「農業従事者の減少や人手不足、夏場の酷暑での作業といった課題がある中、農場の施設化やロボットなど、さまざまな技術の導入で安定的な生産と収入が見込める農業の構築を目指したい。実証試験期間中は視察もできるので、まずは多くの生産者に収穫作業が自動化できることを実際に見ていただきたい」と話しました。

 視察は事前申し込みで受け付けています。

農作業用レールの上を自走しながらピーマンを収穫するロボット

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