経済連時代から力注ぐ 青果物の直販事業
生産販売部営業課が先頭に立ち売り込み

長野県本部は経済連時代の昭和63年から青果物の直販事業を始めています。現在は生産販売部営業課で直販事業を行っており、平成29年度の営業課の取扱高は138億円でした。
青果物流通は市場流通が主流ですが、直販事業は市場を経由せず、実需者(量販店や加工業者)に直接販売しています。営業課の販売スタッフは産地を回って青果物の直販流通での出荷を依頼するとともに、実需者や流通業者と価格や数量、売り方の提案などの商談を行っています。
コープこうべで夏の信州フェア
7月6〜8日、直販事業のお客さまのコープこうべで、店舗と共同購入の同時企画の「夏の信州フェア」を実施しました。品目はレタスやハクサイ、キャベツなどの野菜とエノキタケやブナシメジなどのきのこ類です。8月3〜5日は、レタスとスイカを中心とした「夏の信州フェア」の第2弾を行いました。
タイアップで夏場にきのこの試食販売
長野県はエノキタケ・ブナシメジの生産量が全国1位で、きのこの一大産地です。
きのこは冬場の鍋食材のイメージがあり、夏場は需要が減少するのが悩みです。夏場もおいしいきのこをたくさん食べてもらいたいとの思いから、営業課では6月から7月に全国の量販店延べ約160店舗できのこの試食販売を実施しています。量販店の㈱オークワと㈱ライフコーポレーションでは、㈱久原醤油とタイアップしたメニュー提案による試食販売を実施し大変好評を得ました。

7月から年明けまで続く果実のリパック販売
直販事業ではコンテナや段ボール箱で集荷した果実を実需者の要望に応じ、委託先である信州生鮮流通㈱でリパック(再包装)をして販売しています。今シーズンは6月のアンズから始まり、7月はブルーベリー、ネクタリンをリパックで販売しています。リパック販売は順次、桃、ブドウ、リンゴ、年明けの干し柿まで続いていきます。