農業機械大展示会2024サンクスフェア
多くの生産者が来場 経営課題解決に向け提案も
新潟県本部は6月21、22日の2日間、JAグループ農業機械事業推進協議会と県内JAとともに新潟市産業振興センターで「JAグループ農業機械大展示会 2024サンクスフェア」を開催し、約3600人の来場者でにぎわいました。
コスト低減、省力化、規模拡大 約30社が展示や技術情報発信
サンクスフェアは、県内の農業生産者が抱える「コスト低減」「省力化」「規模拡大」などの経営課題に対して、最新の農業機械の展示や営農技術情報などの発信により課題解決に向けた提案を行い、JAグループと県内農業生産者の結びつきを深めることを目的に開催しています。
国内農業機械メーカー約30社が一堂に会し、特に総合メーカー4社(三菱・クボタ・ヰセキ・ヤンマー)の製品を一度に見ることができるのが、「サンクスフェア」の特徴です。
会場では、JAグループ共同購入コンバインをはじめとした各社の低価格モデルや、栽培管理支援システム「ザルビオ(R)フィールドマネージャー」と連携した可変施肥が可能な田植機などのスマート農機が注目を集めました。法人や大規模生産者は高馬力・高機能、個人生産者は低価格モデルへそれぞれ関心を寄せていました。
また、スマート農機や営農情報に関するミニ講演会(水田の水管理装置、ザルビオ、直播(ちょくは)向けコーティング処理済み種子「リゾケア」、水稲栽培における高温対策など)を行い、多くの来場者が参加しました。
肥料・農薬などコーナー設置 共同購入コンバイン試乗も
肥料・農薬、JAでんき、JA‒OILなどのコーナーも設置し、積極的に情報発信を行ったほか、JA新潟かがやき直売所や(株)佐渡乳業が出店するなど、農畜産物のPRにも取り組みました。
屋外会場では共同購入コンバインの試乗、ラジコン草刈り機とバッテリー農機の操作体験コーナーを設けました。積極的に体験する来場者でにぎわい、特に共同購入コンバインには50人の来場者が試乗し、操作性を確かめていました。