未来の1次産業を支える起業家を目指す 起業家育成プログラム「 GROW&BLOOM」スタート
JAグループが持つ強みを生かし事業化へ 学生や社会人、間もない会社を支援
JAグループ全国組織8団体で立ち上げたイノベーションラボAgVenture Lab(アグベンチャーラボ)(以下あぐラボ)は、スタートアップ企業やパートナー企業・大学・行政などと協創し、さまざまな知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、社会課題の解消を目指し活動しています。あぐラボでは今年から起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」(グロウアンドブルーム)を開始しました。
起業家を目指す人をサポートする「GROW&BLOOM」
「GROW&BLOOM」は、起業を目指す学生や社会人、起業して間もない会社を支援するプログラムです。生産者・店舗とのつながりや、「食」「農」「くらし」といった1次産業のノウハウなど、JAグループが持つ強みを生かしながら、ビジネス経験豊富な講師による講義やメンターによるサポート、ユーザーへのインタビューや実証実験を通じて、ビジネスアイデアを事業化させることを目指します。
プログラム名の「GROW&BLOOM」は、アイデアレベルの段階から成長(GROW)し起業という花を咲かせる(BLOOM)ことができるように――、という思いから名付けられました。プログラムでは、アイデア検討中の方に対して、事業プランの構築・検証からサポートする「GROWコース」と、ある程度アイデアが固まっていて、起業を目指しサポートする「BLOOMコース」の二つのコースを提供します。
本格的な講座もスタート
第1期目となる今期は6月からプログラムがスタートし、BLOOMコースには14人、GROWコースには23人が参加しています。7月以降は毎週水曜日にオンライン講義と隔週土曜日には東京・大手町のあぐラボで対面ワークショップを予定しています。
約半年間のプログラムで、ビジネスアイデアの事業化・会社設立・資金調達までをトータルサポートし、起業家であるとともに将来的に1次産業へ貢献できる人材の育成を目指しています。
GROWコースの参加者の声
これから起業家を目指す「GROWコース」へ参加されている方に応募した理由を伺いました。
● 40代社会人 起業の基礎からしっかり学ぶことができる。JAグループの強みを活用でき、※PoCなどのサポートがある。
※Proof Of Concept:サービスや製品に用いられるアイデアや技術が実現可能かを確認する一連の検証作業
● 20代学生 大学生活で地方創生文脈の活動に取り組み続けてきた。 地方創生や1次産業に関するビジネスを学ぶ場として、本プログラム以上の環境はないと考えている。
● 20代社会人 今回のプログラムに参加し、JAグループの強みを活用することで日本の食の魅力を多くの人が認識し、語ることができると考え、参加を希望した。
● 30代社会人 「地元の食と農の文化が直面する消滅のピンチを、チャンスに変えたい」から。
● 10代学生 足りていない部分を補い、ビジネスをさらに現実に落とし込むサポートを受けられるところに魅力を感じた。
BLOOMコース参加者のご紹介
新しく斬新なアイデアで事業成長を目指す「BLOOMコース」に参加する2チームを紹介します。
【愛媛県の「愛南マダイ」を世界へおいしい魚を次世代へつなげる】
愛南マダイ応援隊 徳弘あやさん 清水穂乃さん
【日本の伝統食で地域活性化 食文化の再発見を】
株式会社 Ferment Base 平松光幸さん
【事業概要】
https://grow-bloom.agventurelab.or.jp
https://note.com/agventurelab/