JAズームイン

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JAみなみ魚沼 (新潟県)

水稲+園芸品目の複合営農で 農畜産物100億円産地を目指す

 新潟県のJAみなみ魚沼は、南魚沼市と湯沢町を管内とし、主たる農産物である南魚沼産「コシヒカリ」に加えて、園芸品目との複合営農を推進しながら、農業者の所得増大、農業生産の拡大に向けて取り組んでいます。

南魚沼産「コシヒカリ」「八色西瓜」が推奨品目

 JAでは、水稲とスイカによる複合営農推進を積極的に行っており、露地栽培では、「八色西瓜(やいろすいか)」を推奨品目と定めています。管内は、八海山をはじめとする越後三山を眼前に、周囲を山々に囲まれた盆地地帯で、土壌がスイカ生産に適した黒色火山灰土であることと昼夜の温度格差が激しいという地理的条件に恵まれています。そのため、糖度が高く、シャリ感のあるスイカの生産が可能です。

特産「八色西瓜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独自の品質検査で“おいしさ”保つ

 スイカは外観から内部の品質を判断することが難しく、「当たり・外れがある」と言われますが、「八色西瓜には外れがない」と、市場から高い評価を受けています。

 出荷を目前とした7月中旬には、市場関係者を含めた目合わせ会を実施し、高品質なスイカの出荷に取り組んでいます。出荷は、独自の検査基準を設けた自動選果施設で、外観・空洞・糖度をセンサーで測定し、格付けを実施。今後は、生産量の拡大に対応できるよう、大玉・小玉併用の新たな選果施設を取得予定です。

 

直売所でスイカまつり 県内外から多くのファン

 JAが運営する農畜産物直売所「あぐりぱーく八色」では、7月25日〜8月8日に「八色西瓜まつり」を開催しています。毎年、県内外から多くの「八色西瓜」ファンが買い求めに来るほどにぎわい、JAの一大イベントとなっています。

 今後も農業者の所得増大を使命とし、安心して農畜産物の生産活動に取り組めるよう、「売れるモノづくり、担い手づくり、生産環境づくり」に取り組み、地域農業の発展に向けて取り組んでいきます。

 

目合わせ会で出来栄えを確認
「八色西瓜」いよいよ収穫
選果場を流れる「八色西瓜」
「八色西瓜」を買い求める来場者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JAみなみ魚沼(新潟県)

概要

2024年2月29日現在

正組合員数 7350人
准組合員数 7834人
職員数 456人
販売品取扱高 72億2千万円
購買品取扱高 45億3千万円
貯金残高 1242億5千万円
長期共済保有高 3689億7千万円
主な農畜産物

米、スイカ、シイタケ、
エノキノキタケ、
ブナシメジ、ユリ切り花、ミニトマト、カリフラワー

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