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米穀部

子実とうもろこしのドローン防除実演会

JA古川と大規模実証3年目、研究会で成果と課題を報告

 全農は7月2日、宮城県のJA古川の全面的な協力のもと、JA管内圃場(ほじょう)でドローンによる防除実演会を実施しました。宮城県大崎合同庁舎で子実とうもろこし研究会も開催し、全国から157人が参加しました。


 実演会では、JA古川と大規模実証に取り組む宮城県本部の阿部茂副本部長が、栽培面の課題であるカビ毒の抑制には適切な殺虫剤散布が重要であると説明。アワノメイガに効果がある殺虫剤のドローン散布を実施しました。約1haの散布面積に対し、作業は15分ほどで完了。今後、自動散布による効率化・省力化が期待できます。

 研究会では、全農の耕種総合対策部、施設農住部、畜産生産部からそれぞれ排水対策やカビ毒の抑制に向けた防除や収穫後の乾燥・調製の調査結果や留意点、飼料利用の現状と課題を報告。営農・技術センターも、カビ毒検査の受託について紹介しました。大崎農業改良普及センター、農研機構東北農業研究センターからは今後の展望について講演がありました。

 JAの集落運営委員会大豆・麦・子実用トウモロコシ生産組織連絡協議会の鈴木正一会長は「子実とうもろこし栽培によって、農業の発展につなげていきたい」と意気込みを語りました。

多くの関係者が見守る中、ドローン防除を実施

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