群馬県育成梅「ゆみまる」を初出荷

豊かに実がなる丸い梅、「カリカリ梅」など加工用

　群馬県本部は5月下旬、県やJAはぐくみとともに県育成梅「ゆみまる」の初出荷を迎えました。

　同日、県が育成した「ゆみまる」（品種登録名「群馬U6号」）をJA西部営農センターやJAみさと梅選果場から県内の加工業者に向けて初出荷しました。

　「ゆみまる」は県農業技術センターが「I3（『織姫』と『南高』の交配）」に「玉織姫」を交配して育成し、豊かに実がなる丸い梅として2022年に「ゆみまる」と商標登録されています。

　豊産性と自家結実性、またジュースや梅干しなどへの加工適性が特長です。

　「ゆみまる」は18年度から県内各地で栽培が開始され、収穫量が増加・安定した今年度から本格的な出荷が始まりました。今年度は、3日間で1t以上が出荷され、今後は県内の加工業者により「カリカリ梅」などに加工される予定です。