JAズームイン

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JAひろしま

出荷直売所を増やし商品充実 研修農場で就農希望者を支援

 JAひろしまは、2023年4月に県内の9JAが合併して誕生しました。管内は島しょ部や都市部、中山間にまたがり、持続可能な農業と豊かで暮らしやすい地域の実現に向けて、水稲や野菜、柑橘(かんきつ)、花き、畜産などの生産振興を図っています。


14カ所の直売所を運営 地域の枠を超えた出荷へ

 JAひろしまでは広島県本部と共同運営する「とれたて元気市 となりの農家店」含む14カ所の直売所を運営しています。直売所の出荷登録者は、昨年5000人を超えました。商業施設内の店舗や行政と運営する農業交流連携拠点施設などもあり、幅広い農産物の出荷先として、生産者と地域農業を支えています。

 また、従来の出荷は生産者が所属する直売所に限られることがほとんどでしたが、23年10月から直営する7店舗の出荷要件を見直すことで、地域の枠を超えた出荷体制の構築を始めました。

 直売所における出荷先の自由度向上と品ぞろえの充実によって、管内産農畜産物の消費拡大と生産者の所得向上を進め、直売所を拠点にした地域活性化に取り組みます。

JAと県本部が共同運営する「とれたて元気市となりの農家店」
出荷要件の緩和により品ぞろえの充実が進む直売所

管内に3カ所の研修農場 JAの子会社でも学ぶ

 管内の三原市高坂町、府中市上下町、山県郡北広島町にはそれぞれ県本部が運営する新規就農者向け研修農場「チャレンジファーム広島」があり、2年間の研修を通じて就農希望者を支援しています。研修の1年目は野菜の栽培技術や機械操作、出荷・選別などを学びながら、次年度の経営計画を作成。2年目は実際に模擬経営を行い、経験を積んでいきます。

 また、研修生はJAの研修農場や農園、子会社の(株)JAアグリ三次、広島県果樹農業振興対策センターでも野菜や柑橘、果樹などの栽培技術を学ぶことができます。

 今後も行政や関係機関と協力しながら就農希望者を支援し、独立後の安定経営まで支えていきます。

4月にはチャレンジファームで2年間の研修を終えた研修生が就農
就農希望者を支援する「チャレンジファーム広島・北広島農場」

JAひろしま(広島県)

概要

2024年3月31日現在

正組合員数 7万3152人
准組合員数 11万1047人
職員数 2178人
販売品取扱高 174億9千万円
購買品取扱高 146億3千万円
貯金残高 1兆2581億7千万円
長期共済保有高 2兆4919億4千万円
主な農畜産物

米、柑橘、和牛、アスパラガス、トマト、ホウレンソウ、ワケギ、ネギ、キャベツ、エダマメ、キュウリ、ナス、ブドウ、菊、トルコギキョウ、リンドウ

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