大阪センターを最新式倉庫に大規模改修

JA全農青果センター　社屋も改修・増築し竣工式

　JA全農青果センター（株）は4月6日、大阪府高槻市にある大阪センター社屋の改修・増築と最新式倉庫管理システムの導入工事を完了し、竣工式（しゅんこうしき）を行いました。JAグループ・行政・工事関係者ら約40人が出席し、完成を祝いました。

　改修では、常温倉庫だった西倉庫を冷蔵倉庫化し、東倉庫の建て替えと倉庫に接する庇（ひさし）を拡大、全館冷蔵（２階エリア）での商品保管および小分け包装が可能なL字棟を新設しました。これにより、天候に左右されない荷受け作業が可能になり、冷蔵エリアも既存施設から43％拡張した1万1027平方mとなったことで、場内のコールドチェーン化と鮮度保持機能を強化しました。

　また、WMS（倉庫管理システム）の導入によって、入荷した青果物を品目・産地・等階級別にパレットで管理し、携帯端末で倉庫内の位置情報を検索できるようになり、場内物流の省力化と効率化を実現しました。

　施設拡充により、青果物流通のコールドチェーン化の一端を担い、青果物流の諸課題を解決するとともに、関西圏の取引先や消費者に対して、これまで以上に安定的で高品質な青果物を届けていきます。