ニュース&トピックス
宮城県本部
2024年3月11日(vol.1066)
水稲乾田直播栽培の展示圃設置へ
JAグループ宮城と農研機構・宮城県が連携
宮城県本部は、乾田直播栽培試験展示圃(ほ)を設置するにあたり1月16日、全体計画会議を開催しました。
農研機構、宮城県庁、県内各地区普及センター、生産法人、JA、農機メーカーなど総勢48人が参加。農研機構から乾田直播栽培の作業ポイントについて講演がありました。県本部からは県内8カ所にある展示圃の試験概要や施肥防除体系、全農が推進するザルビオ(R)フィールドマネージャー(以下、ザルビオ)を活用した栽培管理などを説明しました。
この取り組みでは、県内水稲直播栽培面積の中でも、増加が著しい乾田直播栽培に特化した展示圃を設置。展示圃では「ひとめぼれ」「ササニシキ」の主要品種以外に飼料用米・WCS(ホールクロップサイレージ)用稲も栽培予定です。
施肥防除は多様な肥料や低コスト農薬の試験を実施し、農薬・化学肥料の節減栽培を乾田直播で挑戦する計画です。また、ザルビオの活用により乾田直播栽培データを蓄積していきます。
現在本県での乾田直播栽培技術は各地域で独自に取り組んでおり、県域として統一されていません。今回の試験展示圃によりこの技術を普及し、栽培技術・収量・品質の向上と安定を図り、生産振興につなげることを目指します。