JAズームイン

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千葉県
JAかとり

現地で焼き芋を実演 さつまいも輸出拡大

 JAかとりは千葉県の北東部利根川流域に位置し、肥沃な土地から多彩な農畜産物を首都圏に供給しています。

県知事のトップセールスきっかけに輸出スタート

平成30年2月、タイ王国でのトップセールスで森田知事とさつまいもを売り込んだJAかとりの武田好久代表理事組合長㊧
海外フェアで焼き芋の試食を勧めさつまいものおいしさをアピールするJA職員

  園芸販売額の半分以上を占めるさつまいもの販路拡大に向け、県主催のバイヤー招聘(しょうへい)事業、海外フェアに積極的に参加し、さつまいもの認知度向上に取り組んでいます。

 平成26年1月の森田健作県知事によるマレーシア(クアラルンプール)高級スーパーにおけるトップセールスをきっかけに、日本産さつまいもが高く評価され、年々輸出量が増加し、平成29年度は130㌧を輸出しました。

 この間、県や千葉県本部の協力のもと、現地店舗に焼き芋機を設置し、「焼き芋」という新しい食べ方を提案しました。生産者とともに試食販売を行うなどの活動を展開し、さつまいもをさらに理解してもらえるよう販売促進に取り組みました。

 さつまいもの輸出に当たり、国内でのニーズと海外でのニーズが違ったことなどから、規格を分けることによる価格メリットや、周年出荷に向けJAによるさつまいもの土付きコンテナでの買い取りを行い、生産者の洗浄選果作業の軽減につなげるとともに、物流コスト削減にもなっています。

さつまいもに続き米の輸出にも着手

 「安全・安心な農産物」を海外の方々に食べてもらえるよう、国の「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト」に戦略的輸出基地として参加し、平成30年産から輸出用米の取り組みを始め、生産者所得向上につながるよう取り組んでいきます。

JAかとり(千葉県)
概要 平成29年12月31日現在(事業年度末)
正組合員数 8889人
准組合員数 3324人
職員数 214人
販売品取扱高 99億9千万円
購買品取扱高 41億9千万円
貯金残高 952億円
長期共済保有高 3453億5千万円
主な農畜産物 米、さつまいも、にんじん、マッシュルーム、肉豚

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