JAズームイン
青森県
JA青森
2018年7月9日(vol.849)
成長著しいミニトマト部会 2年後、販売高倍の2億円へ
JA青森は、東青地域(1市3町1村)から成り立つJAです。気候は、日本海型気候で夏はヤマセの影響を受けやすく、冬は降雪量の多い積雪寒冷地です。八甲田山からの良質な水で育成された農産物など豊富な食資源が存在します。
生産増える米「青天の霹靂(へきれき)」 品種多彩なリンゴ、輸出も
現在、水稲は、「つがるロマン」「まっしぐら」が主力であり、2015年産から特A評価を得ている「青天の霹靂」は一部地域で生産が始まり、年々、生産者・出荷量が増えてきています。野菜はトマトを2選果場で選果、関東をメインに出荷し夏秋野菜を盛り上げています。リンゴは、早生から晩生まで多くの品種を作付け、県内外だけでなく、海外へ輸出しています。
部会発足2年で目標の販売高1億円をクリア
その中でも今、勢いがあるのがミニトマトです。2016年に13人で、ミニトマト部会を設立しました。収益性が高いため、新規就農者にも人気の品目で、参加人数が翌年には20人に増え、3・2㌶まで作付面積が増えました。2017年度には、販売高1億508万円、出荷数量156㌧と、部会設立時の目標である販売高1億円を発足2年で成し遂げ、達成祝賀会を青森市で開きました。祝賀会には、副市長や村長らも駆け付け喜び、今後の発展に期待を寄せていました。
2017年度は視察研修、目ぞろえ会、現地講習会を行い、2018年度には回数を増やし、作付け品種の統一だけにとまらず、肥料・農薬など栽培面でも統一し、技術の標準化と高品質生産の継続によるブランドの確立を目指します。また、2020年までに販売高2億円達成を目標に掲げています。
JA青森(青森県)
概要 | 平成30年3月31日現在 |
---|---|
正組合員数 | 7814人 |
准組合員数 | 6091人 |
職員数 | 251人 |
販売品取扱高 | 56億2千万円 |
購買品取扱高 | 32億7千万円 |
貯金残高 | 702億5千万円 |
長期共済保有高 | 2621億2千万円 |
主な農畜産物 | 水稲、リンゴ、トマト、ミニトマト |