新鮮な野菜を地元消費者に こども食堂と農業体験も
JA埼玉岡部は埼玉県の北西部に位置し、管内の深谷市岡部地区は関東ローム層に覆われた平たんな地形と肥沃(ひよく)な農地に恵まれ、古くから農業生産が盛んで多くの野菜が栽培されています。
ドライブスルー方式でトウモロコシ直売会
JAでは毎年5月から7月にかけて、生産者から朝採りのトウモロコシを集荷しています。しかし、直売所を持っていないため一般消費者に朝採りのトウモロコシを食べていただく機会がありませんでした。
そこで、今年からトウモロコシ消費拡大キャンペーンとして、深谷市内のセレモニーホールの広い駐車場の敷地を活用し、朝採りトウモロコシの直売会を行いました。新型コロナウイルスを考慮し、ドライブスルー方式にしたことで国道沿いの立地にも関わらず渋滞を起こさずスムーズに販売でき、お客さまにも満足していただきました。今後も、多くの方々に生産者の新鮮な野菜を届ける取り組みを行っていきます。
県北6JAで支援活動 こども食堂に農産物
JA埼玉岡部を含む県北6JAでは、2019年から地域の福祉・支援活動としてこども食堂へ農産物を提供しています。今年3月にはこども食堂との共同計画である農業体験を開始し、ジャガイモ植えの体験を行いました。JA職員が荒れ地を耕し、体験用の畑を準備しました。当日は13組の家族が参加しました。
参加したこどもたちの中にはジャガイモを植えるのが初めての子も多く、初めは苦戦していましたが、父母や職員の補助により楽しそうに植えていました。また、6月には自分たちで植えたジャガイモの収穫も体験してもらいました。大きく育ったジャガイモを掘り起こす参加者の笑顔が印象的な催しになりました。
今回の取り組みは地域の方々と直接触れ合い、農業の楽しさを知ってもらえる良い機会になりました。JAでは、今後も地域のためのさまざまな取り組みを行っていきます。
JA埼玉岡部(埼玉県)
概要 |
2023年3月31日 現在 |
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正組合員数 | 656人 |
准組合員数 | 499人 |
職員数 | 20人 |
販売品取扱高 | 15億7千万円 |
購買品取扱高 | 5億6千万円 |
貯金残高 | 132億1千万円 |
長期共済保有高 | 368億円 |
主な農畜産物 |
トマト、トウモロコシ、ブロッコリー、キュウリ、ニガウリ、ネギ |