県本部だより

県本部だより
岡山県本部

JAと生産者をさまざまな角度から支援

頼られる事業を共に創る

 岡山県本部は、JA支援の一環として、EDI(電子データ交換)システムの導入と、営農指導員を対象とした営農指導の強化研修に取り組んでいます。さらに、「大型特殊自動車(農耕車限定)技能講習会」を実施し、生産者への支援にも取り組んでいます。


購買事務にEDIを導入
エンダイブ生産者の圃場でのGH農場評価実践研修

 JAでの購買事務にかかる負担は大きく、職員が出向く体制を強化する上での課題となっています。

 この解決に向けて2021年9月に県内2JA・中央会・電算センター・県本部で「EDI導入プロジェクト」を発足し、システムの構築を進めてきました。

 EDIシステムを導入することで、JAが作成した発注データを県本部と取引先で共有・活用することが可能になります。さらに受発注や伝票起票などの手間を省き、JAでの受け入れ処理もバーコード納品書で対応することで、事務の効率化と合理化につながります。

 県本部では、24年4月の本格稼働に向けシステムの構築や取引先への対応を進めています。

“頼られるJA”へ営農指導強化

 もう一つのJAの課題として挙げられるのが、営農指導事業の強化です。この課題に対して、県本部ではJA晴れの国岡山と共同で営農指導員を対象とした研修会を22年から実施しています。

 4年間のカリキュラムを組み、1年目はグリーンハーベスター(GH)農場評価員講習会の受講と資格取得。2年目は土壌と肥料、3年目は農薬についての研修を実施。4年目には、新規就農希望者への対応ができることを目標に、資金と経営についての研修を実施予定です。また、2、3年目は、GH農場評価の実践研修も併せて実施し、実際に県内生産者を訪問。農場での栽培管理や衛生管理、労働安全、環境保全などの状況を生産者とともに確認します。

 GH農場評価の実施は、生産者への支援にもつながっています。

生産者の大特免許取得を応援

 大型特殊自動車(以下大特)に分類される農業機械が公道を走行するには、大特免許が必要です。

 そこで、県本部は、岡山県や中央会と協力し、21年から生産者の免許取得を支援する「大特(農耕車限定)運転技能講習会」を実施しています。

 同講習会は、試験を含めた3日間で実施。大特の免許をもった県本部職員や中央会職員が講師を務めることで、比較的安価な受講料で取得に向けた支援を行います。

 岡山県本部は、今後も、生産者に頼られる事業をJAと共に創っていきます。

参加者にトラクターの乗車手順を教える全農職員

カテゴリー最新記事

ページトップへ