JAズームイン

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山形県
JAやまがた

ソムリエのいる直売所 生産者と消費者をつなぐ

 JAやまがたは、山形県の山形市、上山市、中山町、山辺町の2市2町の九つのJAが1997年4月1日に合併し誕生しました。管内は、東と西に仰ぎ見る山々と最上川をはじめとした豊かな自然に恵まれており、「つや姫」「雪若丸」「はえぬき」などの米を中心に、サクランボ、ブドウ、洋梨「ラ・フランス」、リンゴ、桃、トマト、キュウリなど多品目の園芸作物や山形牛などの生産が盛んに行われています。

専門的な知識を持ち 食べ方・保存も提案

 JAの農産物直売所「おいしさ直売所」は山形市に3店舗展開しています。JA管内に590人の会員が在籍し、その日に収穫した野菜、果実、花など幅広い農産物を出荷しています。直売所には、野菜・果物の栄養や料理法などの専門的な知識を持つ「野菜ソムリエ」と、農作物の魅力を消費者に伝えるコーディネーター「食育ソムリエ」の資格を持つ職員が在籍しており、野菜の選び方や保存方法、おいしい食べ方を試食コーナーや店頭POPなどを通して提案しています。

消費者の質問に答える野菜ソムリエ
直売所店内の様子

登録者5000人超 LINEで情報発信

 農産物の入荷情報やイベント情報はLINEを活用して発信しています。若手職員有志によるプロジェクトチームが直売所の来店者数を増やすため、不定期で来店感謝イベントを開催しています。2022年7月に700人だった登録者数は今年の9月29日に5000人を突破しました。

生産・所得の拡大へ 大規模園芸団地を整備

 JAは農業所得の増大と農業生産の拡大を目的に大規模園芸団地を整備しキュウリ、桃、ブドウ「シャインマスカット」の栽培管理指導を行っています。栽培4年目となる桃と5年目となる「シャインマスカット」は今年初出荷を迎え、直売所にも出荷されました。

 JAでは、生産者と消費者をつなぐ拠点として直売所の充実を図るとともに、組合員・地域住民にとってなくてはならないJAを目指しています。

団地で収穫し初出荷の「シャインマスカット」

JAやまがた(山形県)

概要

2023年2月28日現在

正組合員数 1万418人
准組合員数 1万744人
職員数 424人
販売品取扱高 73億7千万円
購買品取扱高 37億6千万円
貯金残高 1682億1千万円
長期共済保有高 4980億6千万円
主な農畜産物 米、サクランボ、ブドウ、桃、スモモ、西洋梨、リンゴ、オカヒジキ、トマト、ナス、キュウリ、食用菊、啓翁桜

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