「飛騨牛メガ盛り」が大好評 ＪＡタウンで２年連続１位に
JAひだの管内である飛騨地域は岐阜県の北部に位置し、北アルプスなどの高い山々に囲まれ、白川郷・飛騨高山・下呂温泉といった観光地を擁する地域です。飛騨の米や野菜、果物などは昼夜の寒暖差、冷涼な気候、清らかな水など、飛騨特有の自然の恵みを受け育てられています。中でも、飛騨が誇る日本屈指の銘柄牛である「飛騨牛」は、肉質がきめ細やかで柔らかく、美しい霜降りと豊潤な味わいで、全国の消費者から人気があります。昨年鹿児島県で開催された和牛能力共進会でも上位入賞を果たすなど、生産者や関係機関が一丸となって飛騨牛の発展に取り組んでいます。
お値打ちな価格で幅広い年齢層に人気
今年5月、JA全農が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」で、評価の高かったショップや売れ筋商品をまとめた「JAタウンアワード2022」の結果が発表され、お肉部門でJAひだの「飛騨牛メガ盛り」が2年連続で1位に輝きました。
「飛騨牛メガ盛り」は、焼き肉用の切り落とし肉。大きさは不ぞろいですが、複数の部位を1kg盛り込み、お値打ちな価格とインパクトが特徴の商品のため、バーベキューや焼き肉パーティー用などイベント性の高い商品としてファミリー層に人気があります。もともとコロナ禍の「おうちで」ブームを受け、若年層をターゲットに発売しましたが、お得感からネット上での商品レビューを多く獲得し、そこから幅広い年齢層に人気が広がりました。現在は、リピート購入が増加し、リピーターからの根強い支持が連続受賞につながりました。
インバウンド需要にカット技術でも魅せる
観光地でもある飛騨地域には、年間300万人もの観光客が訪れます。JAひだでは、インバウンド需要にも対応できる精肉づくりを目指し、カットで魅せる精肉研修会に参加するなど、品質が良くおいしい飛騨牛を全国の消費者に届けるため取り組んでいます。
ＪＡひだ（岐阜県）
| 概要 |
2023年3月31日現在 |
|---|---|
| 正組合員数 | 1万3666人 |
| 准組合員数 | 2万1842人 |
| 職員数 | 849人（臨時含む） |
| 販売品取扱高 | 208億5千万円 |
| 購買品取扱高 | 163億7千万円 |
| 貯金残高 | 3175億6千万円 |
| 長期共済保有高 | 6649億3千万円 |
| 主な農畜産物 | トマト、ホウレンソウ、肉牛（飛騨牛）、米（コシヒカリ） |
