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耕種総合対策部・耕種資材部・JA共済連

VR機器を使って農作業安全授業

都立園芸高校で事故を疑似体験

 全農はJA共済連と農作業安全にかかる取り組みで連携しています。6月21日には東京都立園芸高校で、JA共済連が開発した「農作業事故体験VR」を使った農作業安全授業を行い、生徒たちは当事者視点の疑似体験をしました。


 農業における年間の死亡事故発生件数は、就業者10万人当たり10.5件発生しています。建設業の約2倍、全産業の約8倍になり、農作業事故の未然防止は喫緊の課題です。

 授業に参加したのは、これから現場実習が始まる園芸科の1年生約70人。ゴーグル型の機器を装着し、「トラクター転倒事故」「耕運機後進作業事故」など5つの農作業事故をVRで体験しました。

 体験した生徒からは、「農作業の安全を確保する重要性を改めて実感した」「農業には危険がつきもので作業中は気が抜けない」という感想が寄せられ、農作業の危険性を感じてもらうことができました。

 同校の並川直人校長からは、「農業を学ぶ上で安全管理は極めて重要。生徒たちはVR体験を通じて農作業事故を自分ごととして捉え、その危険性を学ぶ良い機会を得たと思う」と評価をいただきました。

VRゴーグルを装着し事故の疑似体験をする生徒たち
農作業事故と対策の説明を聴く生徒たち

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