「不断の自己改革」を徹底 持続可能な経営基盤の確立へ
JA常陸は、2014年8月に茨城県北部の5JA(ひたちなか、茨城中央、茨城みどり、茨城みずほ、茨城ひたち)が合併して誕生しました。県北地区の11市町村を管内に抱え、北関東最大規模のJAとなっています。特産品としては「ほしいも」「笠間の栗」「常陸秋そば」「奥久慈の花桃」「花園牛」など茨城県北地区の特色を生かした多くの特産品や加工品があります。
組合員との対話を基に自己改革を着実に実践
JA常陸は、16年より組合員との徹底した対話に基づいて「農業者の所得増大」「地域とくらしを豊かにする協同組合運動の実践」「JA自己改革を実現するための組織・事業基盤の拡充強化」を3つの柱とする自己改革の実践に全力で取り組んでいます。
有機農産物の流通・消費促進を図るため、有機野菜栽培の取り組みを開始し、常陸大宮市や子会社の(株)JA常陸アグリサポートと連携し、試験栽培展示ほ場を設置しました。ジャガイモやサツマイモなどの有機栽培を始めており、有機農業により栽培、収穫された野菜は一部市内の学校給食にも提供されています。有機米栽培の計画もあり、関係機関と連携した学校給食への提供が期待されています。
地域になくてはならないJAであるために
ロボットやAI(人工知能)などの先端技術を活用して農作業の省力化・効率化を図るスマート農業の普及活動も行っており、農業用ドローンの実技講習会を開催しています。女性・青年農業者の活躍促進としては、食農教育活動や環境・地域を守る活動などに取り組むことを目的に、「常陸農業協同組合フレッシュミズの会」を発足。地域の子どもたちが参加する農業体験活動の企画運営や直売所などへポスター掲示を行い「農×art」をテーマに活躍の場を広げています
今後も、地域になくてはならないJAであり続けるため、自己改革の実践を支える持続可能な経営基盤の確立・強化とともに、組合員との徹底した対話を通じ、総合事業を基本とした「不断の自己改革」に取り組んでいきます。
JA常陸(茨城県)
概要 |
2023年1月31日現在 |
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正組合員数 | 3万584人 |
准組合員数 | 2万1569人 |
職員数 | 1236人 |
販売品販売高 | 83億1千万円 |
購買品取扱高 | 51億1千万円 |
貯金残高 | 3224億5千万円 |
長期共済保有高 | 7774億8千万円 |
主な農畜産物 | ほしいも、笠間の栗、常陸秋そば、奥久慈の花桃、花園牛 |