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岩手県
JAいわて平泉

県内JAで最大規模の米倉庫を新設 コスト削減と品質管理さらに徹底へ

 JAいわて平泉は、岩手県の最南端の内陸部に位置し、一関市、平泉町の1市1町からなります。管内の総面積は1319.81平方kmで、世界遺産「平泉」をはじめ、日本農業遺産など、数々の歴史ある地域です。また、北上川流域をはじめ、栗駒山を源流とする磐井川流域などの平たん地は農業生産の適地として水田の整備や農地の集積が進められています。

 JAは「黄金の郷づくり」とくらしの活動の展開で、「持続し続けるいわて平泉農業」「食と農を基軸とした地域に根差した協同組合」の確立に向け取り組みを進めています。

 営農形態は、四季を通して温暖で、地理的特性を生かし、米、園芸、畜産を柱に複合的な農業を展開しています。

新設「輝」倉庫から良質米を消費者へ

 管内の農業倉庫は、老朽化による修繕費用の増加が課題となっていましたが、25カ所ある米倉庫の再編と集約をし、新設倉庫の建設を進め、今年4月に落成しました。新倉庫は、愛称を全国から公募し地域の農業と未来を輝かせたいという思いも込め「輝(きらり)」と命名しました。

 県内JAが所有する米倉庫の中では最大規模で、8467.20tの米が貯蔵できます。2023年産米から新倉庫での集出荷が開始されます。新倉庫に米を集約することでコスト削減と品質管理の徹底を図り、より安全・安心な米が消費者に届くことを目指します。

4月に落成した県内最大規模の「輝」倉庫
「金色の風」育苗巡回指導

 

動画で情報発信 米産地をアピール

 水稲では、「ひとめぼれ」と県フラッグシップ米「金色の風」などのブランド確立に向け、栽培技術の向上を図るとともに特別栽培米にも取り組み、安全・安心な米を消費地に届けるため、指導会を開催しながら良質米生産に努めています。

 米の販売戦略の一つとして、今年初めてYouTubeで米産地のPR動画を制作し「いわて平泉米」の魅力を発信し産地のPRを行っています。

「動画はこちら」

https://www.youtube.com/watch?v=roojbGAgbXM

米PR動画(生産地編)
「金色の風」サポーターによる産地ツアー

JAいわて平泉(岩手県)

概要 2023年2月28日現在
正組合員数 1万3621人
准組合員数 6238人
職員数 523人
販売品取扱高 95億6千万円
購買品取扱高 53億4千万円
貯金残高 1547億円
長期共済保有高 5187億2千万円
主な農畜産物 米、トマト、ナス、ピーマン、ミニトマト、キュウリ、花き、リンゴ、梨、イチゴ、シイタケ、畜産ほか

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