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耕種総合対策部

TACパワーアップ大会 2022を開催

持続可能な農業の実現に向けて 創意工夫ある担い手対応の取り組みを全国で共有

 全農は11月17、18日、新横浜プリンスホテルで「TACパワーアップ大会2022」を開催しました。全国から地域農業の担い手に出向くJA担当者(TAC)やTAC管理者、JA役員、担い手、関係機関など280人が参加した他、各県に設置した県域サテライト会場からも多くの方が視聴しました。


 大会は、「地域の抱える課題の解決による持続可能な農業の実現」「創意工夫ある出向く活動による担い手の所得増大と生産基盤の強化」「TAC活動基盤の強化による担い手満足度向上と事業利用の拡大」をテーマに活動表彰や取り組み事例発表、分科会などを行いました。

 また、昨年度好評を博した「県域サテライト企画」を本年も実施し、県域サテライト会場で視聴している方々と本会場をつなぎ、日ごろのTAC活動の取り組みや全国のTACに向けたメッセージを頂きました。

 表彰式では、全農会長賞のJA金沢市をはじめとしてJA部門4JA、TAC部門10人を表彰した他、過去の大会で全国表彰を3回以上受賞し、TACの活動を高いレベルで継続している兵庫県のJAたじまをTACトップランナーズJAとして表彰しました。

 取り組み事例発表では、受賞者より生産振興やスマート農業、省力・低コスト資材の導入提案、農家の経営支援など幅広い担い手ニーズに対応した取り組みが紹介されました。また、それら多様な担い手ニーズに対応するためのTAC体制の強化についても紹介しました。

 基調講演では「近大マグロ」を起用した広告などで数多くの広告賞を受賞した近畿大学東京センター事務部長の加藤公代氏が登壇。「知と汗と涙の近大流コミュニケーション戦略」というテーマで、近畿大学における学内連携を含めた広報展開とその成功要因、「『伝えた』ではなく『伝わったか』」という点を重視した取り組みの成果について講演いただきました。

 分科会では「マーケティング力強化」「地域の労働力対策」「農家手取り最大化」「スマート農業」「TACのマネジメント力強化」の五つのテーマについて熱心な議論が展開され、普段接しない他県・他JAのTACとの交流の場となりました。

 全農では今後もTAC活動の原点である「担い手との信頼関係を築き上げていく」を胸に、TACと担い手が相互に不可欠な存在として地域農業の未来を描いていけるよう、取り組みを支援していきます。

受賞者らの集合写真
菅野会長から表彰状を受け取るJA金沢市の武藤昌弘専務

取り組みを紹介する兵庫県JAたじまの小西明彦営農生産部長
分科会で活発に議論する参加者
基調講演をする近畿大学の加藤公代氏

 

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