JAズームイン
長崎県
JA長崎せいひ
2022年10月17日(vol.1014)
農業所得向上と産地維持拡大 労力軽減や担い手対策も強化
JA長崎せいひは長崎、西海、諫早(一部)と時津、長与の3市2町で、西彼杵半島から長崎半島までを占める広域JAです。長崎県産の大半を占めるミカンと全国1位の生産量を誇るビワや良食味のイチゴが有名です。ほかにも畜産、アスパラガスやトマト、花き類など、多種多様な農業を展開しています。
「地域の食材で地域を元気に」をテーマに
2022年2月に、地域を元気にしようと長崎市元船町に新しい形態の店舗「AGRI+」がオープンしました。県内産の野菜や果物などをそろえたアンテナショップ、金融や共済などの相談ができる相談窓口、人気のカフェ「Attic coffee & dining」とコラボしたカフェスペースが一体となっており、期間限定でデコポンやスイカのスムージーなど、地域の食材を使ったメニューを提供しています。
スマート選果システムで味・品質の確保にも期待
長崎ビワは、大玉で良食味の「なつたより」の生産に力を入れています。
20年5月に「プロジェクションマッピング」技術を取り入れたスマート選果システムを導入しました。従来の選果は、見た目重視の選別が手作業で行われており、味や品質の面で課題がありました。今回導入された選果機では、エックス線や近赤外線光を使い、果実の重量、階級、内部腐敗の有無などを判別し、その結果が光の文字で果実に投影されます。
従来の選果作業を省くことができるので、選別作業にかかる生産者の労働時間の削減だけでなく、内部腐敗の判別もできることから味や品質の確保も期待されています。
JAは今後も、生産農家の農業所得向上と産地の生産維持拡大に向け、基幹品目を中心に生産基盤の整備や労力軽減対策を継続的に取り組みます。併せて、担い手農家の確保と育成対策を強化し、持続可能な強い産地づくりを目指します。
JA長崎せいひ(長崎県)
概要 | 2022年3月31日現在 |
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正組合員数 | 8525人 |
准組合員数 | 2万962人 |
職員数 | 602人 |
販売品取扱高 | 110億円 |
購買品取扱高 | 52億3千万円 |
貯金残高 | 1573億4千万円 |
長期共済保有高 | 5614億3千万円 |
主な農畜産物 | 温州ミカン、ビワ、イチゴ、牛、豚 |