直売所「よったいよ」を新設 地域と農家をつなぐ架け橋に
八千代市は千葉県北西部の内陸に位置し、首都30km圏の位置と交通の便の良さが特徴で首都圏のベッドタウンとして発展しました。ニンジン、ネギ、梨、生乳など多岐にわたる農畜産物を生産しており、JA八千代市は発足以来、市内を営業区域として「地域と農家をつなぐ架け橋として信頼され、愛されるJA」を目指し事業展開しています。
40周年を弾みに青年部が積極的にPR
JA八千代市には七つの組合員組織がそれぞれ活動しており、中でもJA青年部は創立40周年を迎え、日々積極的な活動を行っています。主なPR活動は、地元の祭りへの出店や移動販売。さらにコロナ禍で思うような活動ができない中、「地元の農産物をおいしく味わってほしい」と福祉施設へ地元農産物を提供するなど、市内農産物や青年農家のPRに全力で取り組んでいます。こうした取り組みを通じて地域住民から厚い信頼を獲得しています。このたび40周年を記念して作製したPRポスターやオリジナルジャケットを活用し、今後も八千代の農業をますます盛り上げていきます。
食育で学びの場を提供 出前授業や校外学習も
地元の小学生への食育活動にも力を入れています。JA職員が“食を支える農家”の重要性やJAの仕事・役割、米作りなどについて解説する出前授業を実施しています。また、ファーマーズマーケット「よったいよ」における校外学習での買い物体験や野菜の袋詰め体験の受け入れも行うことで、未来を担う子どもたちが地元農産物や農業に触れる学びの場を提供しています。
「寄って行ってね」 200人が出荷・陳列
令和3年12月には地域で愛された農産物直売所を統合し、「生産者と消費者の交流の場」をコンセプトとしたJA八千代市ファーマーズマーケット「よったいよ」をオープンしました。市内の生産者約200人が毎日新鮮な農産物を自ら納品・陳列しています。
「よったいよ」とは、八千代の方言で「寄って行ってね」という意味で地元の方がよく使っています。JAでは「よったいよ」の運営を通じて農業者の所得増大につなげ、持続可能な農業経営を目指します。今後も消費者一人一人が「食」を通じて農業の良き理解者・支援者となってもらえるよう取り組みをすすめていきます。
概要 | (令和3年12月31日現在(事業年度末)) |
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正組合員数 | 1604人 |
准組合員数 | 2516人 |
職員数(パート含む) | 119人 |
販売品取扱高 | 5億3千万円 |
購買品取扱高 | 3億8千万円 |
貯金残高 | 615億5千万円 |
長期共済保有高 | 1359億1千万円 |
主な農産物 | ニンジン、ネギ、ダイコン、カブ、ホウレンソウ、小松菜、エダマメ、梨、生乳、米 |