ニュース&トピックス
畜産生産部
2022年7月11日(vol.1004)
お米で作る鶏用飼料の製法特許を取得
新技術を活用した飼料を使用し、東北の農場で鶏卵を生産
全農は鶏用配合飼料に最大限まで飼料米を配合する技術で製法特許を取得しました。
畜産生産部は以前から、畜産物の自給率向上を目指して飼料米の活用に取り組んできました。鶏には歯がありませんが消化能力が高く、生の米も消化できます。しかし配合飼料に米を多く配合すると、卵黄色が薄くなる、飼料が固まりやすくなるなど実用上の問題が発生します。そこで、一般的な鶏用飼料の半分を占めるトウモロコシを全て飼料米に代えても、これらの問題が起きにくくなる飼料の製法を開発し特許を取得しました。この技術を活用し、東北の農場で生産された鶏卵は、JA全農たまご(株)と連携して関東で販売しています。
国産農畜産物を応援する取り組みとして、本技術の普及拡大に取り組みます。