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【海外拠点便り】T・J・C・ ケミカル株式会社

農薬の製造・販売や研究開発を担う

 T・J・C・ケミカル(株)は日本・タイ間の協同組合運動の象徴として、1970年に合弁会社として設立されました。タイ側はACFT(タイ国農業協同組合連合会)、日本側は農薬メーカーのクミアイ化学工業(株)および全農のグループ会社が出資しています。

 主な事業は農薬の製造、販売(タイ国内外)および研究開発です。本社はバンコク中心部にあり(2022年3月末に新オフィスに移転予定)、本社から北に約120km・車で約2時間のスパンブリ県に研究所、南東に約35km・車で約50分のサムットプラカーン県に工場を構えています。総勢約170人の会社で、若い営業スタッフが多く活気があります。

 タイの農業は日本と同様に水稲が主要作物(20年輸出数量はインドに次ぐ世界第2位)ですが、タイはトロピカルフルーツの大産地でもあり、特に近年はドリアン、マンゴー、龍眼(ロンガン)などの輸出用高級フルーツの栽培も盛んです。グァバ、ドラゴンフルーツなどは年中流通していますが、おすすめはマンゴーです。特に3月ごろから旬を迎えるマハチャノ種は、少し果皮が赤く、香りが強くバランスの良い酸味が特徴です。日本からもお取り寄せできますのでお試しください。

営業スタッフと
在庫棚卸時、工場スタッフと
新オフィスが入るビル

 
 
スタッフに聞く

イチオシ現地食

 タイは麺天国です。米の麺「クイッティアオ」は細い順に「センミー」、「センレック」、「センヤイ」と呼ばれます。おすすめは、最も幅が広いセンヤイを使った「パット(炒める)シーユー(しょうゆ)」です。モチモチの麺、シャキシャキのカイラン(ケール)、豚肉などを2種類の少し甘いタイしょうゆで甘辛く味付けします。センレックを使った王道の「パッタイ(タイ風焼きそば)」もおすすめです。
センヤイを使ったパットシーユー・ムー(豚肉)
センレックを使ったパッタイ・ガイ(鶏肉)
近くのフードコートで昼食をとる職員。パッタイも人気
 

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