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耕種資材部

「全国土づくり大会2021 〜未来の食のために〜」開催

全国の優良事例の表彰と事例発表、 基調講演などを実施

 全農は2021年12月2日、新横浜プリンスホテルで「全国土づくり大会2021〜未来の食のために〜」を開催しました。Web参加も含め、JA、経済連、全農県本部、土づくり関係肥料メーカーの関係者ら200人を超える方が参加しました。


 今大会は、「土づくり」が健康的な農地土壌の保全を通じてわが国の食や環境を守り、持続可能な社会づくりに貢献することの意義や価値を消費者へ伝え、生産現場における「土づくり」の意欲がさらに高まるといった循環の輪が拡大することを目的として開催しました。全国の優良事例の表彰と事例発表、講師3人による基調講演、全農の取り組み紹介などを行いました。

 来賓あいさつで農水省農産局農業環境対策課の佐藤課長から「みどりの食料システム戦略の取り組みに欠かせない鍵のひとつが『土づくり』である」との言葉をいただきました。

 基調講演では3人の講師に、さまざまな観点から「土づくり」について講演いただきました。

 秋田県立大学名誉教授の金田吉弘氏は、「日本の土は大丈夫か〜土づくりに向けた国民運動へ〜」と題し、総合的土壌診断の必要性と、養分状態だけでなく土の状態を見て、触って総合的に見ることが重要との話や、「土づくりは『今』ではなく未来のために汗を流すことであり、SDGsの基盤でもあることを消費者に伝え、国民運動に発展させたい」と講演いただきました。

 TOKYO FM「あぐりずむ」のラジオパーソナリティーでもある川瀬良子氏からは、「川瀬良子のおいしくて楽しい菜園ライフ」と題し、農家が発信する情報が増えて農系Podcastが注目されているが、「土」に関する情報はまだまだ少ないこと、農業(畑)と消費者の間にはまだまだ距離があることから、SNSやイベントでもっとPRをするべきとのお話をいただきました。また、川瀬氏と金田氏の即興のディスカッションが行われました。

 全農の戸井和久チーフオフィサーは、「生産と販売をつなぐ食農バリューチェーンの構築〜マーケットが欲する農産物〜」と題し、「農産物は3S(Speciality、Solution、Sustainability)を持っており、ストーリーを深堀りして商品の魅力を引き立たせることができるはずであり、生産者の思いが見える形でストーリーを提供できれば本当のプロダクトアウトとなり、マーケットインに負けない差別化商品となる」と訴えました。

 最後に、全農の取り組みとして、耕種資材部技術対策課田中達也課長が「一歩先の土づくりを目指して」として、全農が現場と一体となって取り組んでいく具体策などを紹介しました。

表彰者記念撮影
全農冨田常務
表彰されるJA阿蘇の伊藤課長
川瀬氏と金田氏の即興ディスカッション

 

今回の大会の模様はYouTubeで視聴できます。

【検索方法】
(1)YouTube「全農耕種資材部」で検索
(2)全農耕種資材部チャンネル内の再生リスト「全国土づくり大会2021」をクリック

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